電子ケトル人気が急上昇! ヤカンを時代遅れにしたケトルに潜む危険と弱点の対策
冬になると使用頻度があがる「ヤカン」。
少し前までは、どこの家庭からも湯沸かしを知らせる「ピーーー!」という蒸気で鳴らされた音が聞こえたものだ。
しかし、ここ数年はヤカンではなく「電気ケトル」が人気となり、「ヤカン」にとってかわりつつある。
●いつでもワンタッチで湯沸かしできる利便性
「電気ケトル」というのは、その名の通り電気を使って湯沸かしする機器だ。
マグカップ1杯分程度の湯量であれば、どのメーカーの電気ケトルであっても、おおよそ1分程度で沸騰できる。
また、電気ポットとは違い、保温機能は搭載していないので、保温用の電気代もかからない。
そのつど、必要な時に湯沸かしをするので、新鮮な熱湯を使えると評判だ。
「ヤカン」とは違い、ガスコンロやHIヒーターを防がないのも、料理するときに便利なポイントだ。
それら利便性のため、ここ数年で「電気ケトル」のシェアが急増しているという。
まさに生活を変える便利グッズの代表とも言えるだろう。
●イチバン大きなトラブルは落下
便利な電気ケトルも、弱点はある。
もっとも多い事故は、落下や倒してしまった際の熱湯こぼれによるヤケドだ。
ケトルを倒して熱湯をこぼす原因には、電源ケーブルに引っかけて倒すという事故が国民生活センターでも報告されている。
便利でどこにも置ける反面、ケーブルの取り回しに注意が必要ということだろう。
また、「お茶を入れた際に臭みを感じる」ということも、電気ケトルの弱点の一つだ。
水道水に含まれるカルキを抜くには、沸騰してからも数分間の煮沸が必要になる。
しかし、沸騰したら自動的に電源の切れる電気ケトルは、じゅうぶんなカルキ抜きができないからだ。その臭みが、お茶やコーヒーに残ってしまうのだ。
●これから買うなら倒れてもこぼれないタイプを
これら弱点を補う方法は以下だ。
・倒れてもこぼれないタイプの電気ケトルを買う
・電気ケトルで沸かす水量をきちんと守る
・すでに持っている場合は、ケーブルの取り回しを見直す
これらを実施することで、まんがいち倒してしまい、重大な事故になることを防げる。
さらに、カルキ臭に関しては、お茶やコーヒーで使う水はミネラルウォーターを使うことでおいしく頂くことができる。
便利な「電気ケトル」は、これからも生活を便利にしていくことだろう。
正しい使いかたを守ることで、事故なく使っていこう。
・電気ケトルによるやけど事故に注意!(PDF)|国民生活センター
・
布施 繁樹
少し前までは、どこの家庭からも湯沸かしを知らせる「ピーーー!」という蒸気で鳴らされた音が聞こえたものだ。
しかし、ここ数年はヤカンではなく「電気ケトル」が人気となり、「ヤカン」にとってかわりつつある。
●いつでもワンタッチで湯沸かしできる利便性
「電気ケトル」というのは、その名の通り電気を使って湯沸かしする機器だ。
マグカップ1杯分程度の湯量であれば、どのメーカーの電気ケトルであっても、おおよそ1分程度で沸騰できる。
また、電気ポットとは違い、保温機能は搭載していないので、保温用の電気代もかからない。
そのつど、必要な時に湯沸かしをするので、新鮮な熱湯を使えると評判だ。
「ヤカン」とは違い、ガスコンロやHIヒーターを防がないのも、料理するときに便利なポイントだ。
それら利便性のため、ここ数年で「電気ケトル」のシェアが急増しているという。
まさに生活を変える便利グッズの代表とも言えるだろう。
●イチバン大きなトラブルは落下
便利な電気ケトルも、弱点はある。
もっとも多い事故は、落下や倒してしまった際の熱湯こぼれによるヤケドだ。
ケトルを倒して熱湯をこぼす原因には、電源ケーブルに引っかけて倒すという事故が国民生活センターでも報告されている。
便利でどこにも置ける反面、ケーブルの取り回しに注意が必要ということだろう。
また、「お茶を入れた際に臭みを感じる」ということも、電気ケトルの弱点の一つだ。
水道水に含まれるカルキを抜くには、沸騰してからも数分間の煮沸が必要になる。
しかし、沸騰したら自動的に電源の切れる電気ケトルは、じゅうぶんなカルキ抜きができないからだ。その臭みが、お茶やコーヒーに残ってしまうのだ。
●これから買うなら倒れてもこぼれないタイプを
これら弱点を補う方法は以下だ。
・倒れてもこぼれないタイプの電気ケトルを買う
・電気ケトルで沸かす水量をきちんと守る
・すでに持っている場合は、ケーブルの取り回しを見直す
これらを実施することで、まんがいち倒してしまい、重大な事故になることを防げる。
さらに、カルキ臭に関しては、お茶やコーヒーで使う水はミネラルウォーターを使うことでおいしく頂くことができる。
便利な「電気ケトル」は、これからも生活を便利にしていくことだろう。
正しい使いかたを守ることで、事故なく使っていこう。
・電気ケトルによるやけど事故に注意!(PDF)|国民生活センター
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布施 繁樹