みなさんはいつから花粉症対策を始めていますか?花粉のシーズンに入ってから薬やマスク等で対策をするのが一般的ですが、花粉の飛散開始前からでも出来る対策があります。今回は、日本医科大学の大久保公裕先生に食生活と生活習慣から出来る花粉症対策をお聞きしました。

花粉症が辛いと仕事がはかどらないですよね…


食生活:「ポリフェノール」に注目してみよう

みなさんは「食」に関する花粉症対策として、なにか積極的に摂取しているものはありますか?大久保先生によると、花粉症への効果が期待される成分の1つとして「ポリフェノール」があるそうです。
ポリフェノールには、
アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの生成を抑える効果
抗酸化作用
といった効果があります。つまり、アレルギー改善だけでなく、人間が「酸化」すること=老化や病気を防止してくれる効果もある成分なのです。


果物は「皮ごと」食べてみよう!

ポリフェノールを多く含む食材としては赤ワインが有名ですが、普段簡単にポリフェノールを摂取する方法として“果物を皮ごと食べる”という方法があります。りんご、みかん、ぶどうなどはよく洗って皮ごと食べることで、豊富な栄養分を残さず摂取できます。皮ごと食べることに抵抗がある人は、スムージーにするとよいでしょう。
また、大久保先生によると玉ねぎの皮に含まれるケルセチンもポリフェノールの一種で、アレルギー体質の改善に効果的だそうです。玉ねぎの皮はついつい剥いてしまいがちですが、カレーなどを作る際は皮ごとくたくた煮てみるのもいいかもしれません。

カレーなどには皮ごとくたくた煮てみるのもいいかも!?

カレーなどには皮ごとくたくた煮てみるのもいいかも!?


生活習慣:交感神経が優位な状態だと、花粉症が出にくくなる!?

自律神経には、緊張時に働く交感神経とリラックス時に働く副交感神経があります。大久保先生によると、適度な運動などで交感神経が優位な状態をつくるようにすると、花粉症の症状が出にくくなるそうです。昼間はしっかり活動して、夜間はゆったり入浴や十分な睡眠で体を休ませてあげる「生活のメリハリ」が花粉症対策にもつながるようです。
今回は簡単に意識出来る食生活や生活習慣による対策を紹介しましたが、症状が重度の方はこれらに併せて医療機関での治療も有効です。最近では痛みを伴わない「舌下免疫療法」という治療法もあります。この治療は2014年10月から保険適用になっていますので、大きな負担なく治療を始めることが出来ます。
自分の生活スタイルに合う、最適な方法を見つけて来春の花粉シーズンに備えていきましょうね。