「TransMovie」を使った視点変換の技術展示。車のダッシュボードに設置した180度カメラの映像を左、右、下側の3視点に分割&補正して表示していた(撮影:防犯システム取材班)

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 パシフィコ横浜で開催されていた「国際画像機器展2015」に出展したケーアイテクノロジーは、動画の自由変形ソフト「TransMovie」のデモ展示を行った。

 主にSIer(システムインテグレーター)向けの製品となり、既存の全方位カメラなどで使われている映像補正ソフトではカバーしきれない使い方をしたい場合などに用いられるという。

 昨今、映像監視市場では、360度撮影が行える高解像度の全方位カメラなど広角カメラのニーズが高まっている。理由としては、通常の監視カメラなら複数台必要だった場所でも1台のカメラでカバーできるというコストパフォーマンスの良さが挙げられる。

 しかし、全方位カメラで撮影した映像は、魚眼レンズを使っているため、そのままではいわゆる球体状の、歪みのある映像のため使い勝手が悪い。そのため、専用の補正ソフトを使って、画像を分割し、歪みを補正して映像監視に使っている。ただ、多くの場合、あらかじめ設定されたフォーマットに則った分割となるため、ニッチなニーズには応えられなかったという。

 「TransMovie」では、その分割や補正をユーザーの任意の場所に設定できるため、より細かな映像監視も行うことが可能だ。

 同社のブースでは、車に搭載した撮影画角180度広角カメラの映像を、3分割(運転席側の車窓視点、助手席側の車窓視点、道路下部の視点)して表示するというデモが行われていた。

 ほかにも同社のブースでは、レンズに付いた水滴や汚れなどで画像の一部が欠損している場合の画像修復用の技術のデモ展示や、静止画像用補正ソフト「TransView」(TransMovieの静止画版)を使ったリアルタイムでの画像補正デモなどが行われていた。

 同社は画像処理に関するハードウェア、アルゴリズム、ソフトを開発する会社のため、防犯だけに限らず、防災やFA(Factory Automation)などさまざまな業界へ画像処理技術を提供している。

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