アーサー先生から強引に人生初のキスを奪われた百絵先生。まさこと蜂谷、そして天音と香織も……。最悪のシチュエーションを含めてもキスの嵐だった『5時から9時』8話。


桜庭家でついに同棲がスタート!


「潤子さん、私たちも同棲してイチャイチャしてラブラブしてチューチューして愛を深めましょうぞ!」

寺を追い出された高嶺(山下智久)は、「同棲は愛が深まるのよ」という潤子(石原さとみ)の母・恵子(戸田恵子)の後押しもあって桜庭家に転がり込んだ。
スウェットにスリッパ、マフラーとあらゆるものをペアで揃え、ついでにYES・NOまくらまで用意する気合いの入れよう。でも全てが古い!昔の彼女たちとは二週間で破局した理由がよくわかった。

潤子「離して(笑)」
高嶺「離しません!」
突然、うしろから潤子を抱きしめる高嶺。“あすなろ抱き”をしたり、手をつないで寝たり、まだおでこにキス止まりだけどイチャイチャする二人がかわいい。月9はこれがないとね!

幸せな毎日のはずが、交際を反対する高嶺の祖母・ひばり(加賀まりこ)が潤子の職場に多数の僧侶を引き連れてきた。
「あたくしと高嶺は生きてる世界が違うの。あなたがどんだけ努力なさっても、あたくしは高嶺の嫁とは認めません。」
厳しいことを言いながら最後に笑を浮かべるのが怖い。もし結婚できたとしてもこの人が姑か……。

「全てを破壊して兄さんに復讐する」天音の乱


「小さい頃からちやほやされてきた兄さんにずっと邪魔者扱いされてきた俺の気持ちなんてわかりっこない。」

天音(志尊淳)が大きく動いた。嘘をついてまで次期住職の座を奪おうとするばかりか、一橋寺を潰してビルにする計画を勝手に進める。
兄どころか祖母や亡き両親にも復讐しようと企む天音。手段を問わない感じが怖い。わざわざ桜庭家に乗り込んで、「星川ヒルズ(仮)」の構想案を見せにくるあたり、恨みは深い。

でも、高嶺は「嘘をついた人が罪悪の念を感じている」と天音を責めることはしなかった。
「あの子のこと、兄の私が信じなくて誰が信じるんですか」
天音から復讐宣言されても、住職から助言を受けても、まるで仏のような態度を貫く高嶺。怒ったり取り乱したりしないところはカッコいいけれど、そろそろ反撃に出た方がいいのでは……。

いままで交際を応援していた寺田住職(小野武彦)でさえ潤子に「別れてくれ」と頭を下げるとは本当に寺の危機なのだろう。
潤子も高嶺が両親と過ごした大切な場所を失って欲しくない。でも自分がいるせいで寺に戻れないのだと葛藤して、NY行きの夢もなおざりになっている。

潤子「私、あなたが好きです。……どうしようもなくあなたが好きです。だから別れたくない。ごめんなさい、どうしよう……」
高嶺「やっと好きだと言ってくれましたね。私も決してあなたと別れない」

潤子との距離はぐんぐん縮まるのに、天音とひばりによって寺の事情は深刻になっていく。

「嘘は嫌いです」――大好きで甘やかしている潤子にでさえこう話す高嶺が、天音に対してどう出るのか。高嶺さん、そろそろ機が熟したのでは?
(柚月裕実)