Doctors Me(ドクターズミー)- 原因はストレス?「心因性じんましん」をどう予防する?

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「心因性じんましん」って?

蕁麻疹(じんましん)を引き起こす主な原因として挙げられるのが食べ物ですが、そのほかにも寒暖の変化や擦れ、日光などさまざまな皮膚への刺激が発症に関与していることが知られています。そのなかでも睡眠不足や心理的な要素など、ストレスが起こした蕁麻疹を一般的に「心因性じんましん」と呼んでいます。

今回は、その「心因性じんましん」の治療法や予防法について、医師に教えてもらいました。

主な原因はストレス

蕁麻疹が引き起こす原因があったとしても、ある一定の負荷(反応閾値といいます)がかかるまでは発症しません。つまり刺激がその一定の負荷を超えた時に、蕁麻疹が起こるのです。
ストレスはこの反応閾値を下げ、普段より少ない刺激でも蕁麻疹が起きてしまうようになります。また極度の緊張などで汗がでること自体が、蕁麻疹の原因となることもあります。

どんな症状が起こるの?

ストレスが原因の場合には、通常と同じようにかゆみをともなった、ぷくっとしたいろいろな形の膨らみが皮膚にできます。
また、汗が出ることで起きる蕁麻疹の場合には、1〜2ミリ程度の小さな赤い発疹が腕や背中などにたくさん出ます。かゆみだけでなく、ピリピリとした痛みをともなうこともあります。 いずれの場合もかゆいものですが、かくとさらに悪化するので気を付けましょう。

どんな治療をするの?

普通の蕁麻疹と同様に、原因物質であるヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬とも呼ばれます)が有効です。ただし、抗ヒスタミン薬には眠気の副作用もあるため、慢性的に蕁麻疹が起きて毎日飲まなくてはならない状態では、抗不安薬など心理的な介入を行う場合もあります。
また、発汗に伴う蕁麻疹では、汗を早めにふき取り、こまめにシャワーを浴びることで落ち着くことを目指します。

自分なりのストレス解消法を見つけよう

蕁麻疹を悪化させるストレスや睡眠不足を解決するのが得策です。できるだけ規則正しい生活を目指し、睡眠をしっかりとることと疲れをためすぎないこと、そして自分なりのストレス発散方法を見つけるのがいいでしょう。

また、発汗にともなう蕁麻疹のある人はほどほどにする必要がありますが、ジョギングなど軽めの有酸素運動やストレッチなどで体をほぐしたり、カラオケなどで気持ちを発散させるのもいいでしょう。逆にテレビなど身体にはいる刺激を減らして、瞑想してみるのもよいかもしれません。

医師からのアドバイス

疲れているときに蕁麻疹が出るというのはよくある話ですが、逆になかなか治らない蕁麻疹が疲れやストレスからきているとは、なかなか気付きにくいものです。ストレスをうまくコントロールして、蕁麻疹を抑えられるといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)