率先してファンサービス!会見後の暗い中でファンにサイン(撮影:福田文平)

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<ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇6日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>
 国内男子ツアー最終戦『ゴルフ日本シリーズ JTカップ』で国内メジャー初制覇を達成した石川遼。2位に5打差をつける圧勝のラウンドとなったが、単独首位に立った3日目の会見、そして優勝会見で今後の国内男子ツアーの未来への提言を話した。
今季の国内男子ツアーをフォトギャラリーで振り返る!
 今季国内ツアー初参戦で優勝を果たした『ANAオープン』で「(気候の)寒い『東京よみうり』を熱くする」と発言した石川。今大会3日目のラウンド終了後では「自分が思っていたよりもギャラリーが少ないなと思いました。今までなら土曜で1万人、日曜で1万5千人を超えて(今年は3日目・6071人、最終日・10068人。2014年とほぼ同様の数字)…これが現状なのかなと」といい、トーナメントの盛り上がりと若年層のゴルフ離れを危惧した。最終日は自身の優勝で会場を熱気に包んだが、優勝会見でも“伝える側”として持論を展開した。
 まず主戦場とする米ツアーと国内ツアーの一番の違いを「選手に負担が少ないこと」だと説明。両国同様に行われる大会前にゲストを招いて行われるプロアマ戦だが「(アメリカでは)18ホールプレーしたらプロの役目は終わり。(日本ではプレー後パーティが行われるが)スポンサーもゲストも世界ランク1位だったり上位だったりとプレーできるだけに十分という意識がある」と違いを解説した。フェデックスポイントランク上位の選手は“大会前夜祭に参加はしない”“ジュニアレッスンイベントに出ない”というシステムでおもにフェデックスポイントランク126〜200位の選手が出演するという。
 「日本では賞金ランク上位がどこまでやるのか。日米の違いですかね」と人気選手に頼る傾向があると話したが、ファンへのサービスとして「例えばギャラリーバスで帰るときに待つじゃないですか。そこで(上位ではない)若手プロが握手をして自己紹介して“応援してくださいって”」と今までなかった積極的な新規ファン獲得の必要性を感じており「やはりひとりひとりの選手が呼べる人数が少ない。国内女子ツアーは直接見に行ったことはないのですが、かなり多くの選手に数十人のギャラリーがついている」と国内男女ツアーの集客力の差を埋めるだけの方策を意識している。
 「自分が賞金王だった頃は世界ランク50位前後だった。いまの自分も含めて50位以内はいない。ゴルフファンが一番わかっている。もっともっとレベルの高い試合を見せないといけない」と意気込み迎えた最終日で有言実行を果たした石川遼。彼の率直な意見は今後のツアー改革への貴重な意見となるだろう。
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