犬は心の癒しだけでなく子どもの喘息も防いでくれるかも

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スウェーデンのウプサラ大学、カロリンスカ研究所の共同研究チームは、0歳のころから動物に接触していた子どもは、そうでない子どもよりも3〜6歳時のぜんそく発症リスクが低下すると発表した。

研究では、スウェーデンで2001〜2010年の間に生まれたすべての子どもを、2012年まで追跡し、動物との接触とぜんそくリスクとの関連を分析したデータから、65万2936人分を抽出。接触した時期や動物の種類、ぜんそく薬の使用、診断の有無を調査した。

その結果、0歳時に犬に身近に触れていた子どもは、3歳時の喘息ぜんそくリスクが、触れていなかった子どもよりも10%、6歳時で13%低下していた。また家畜(農場で飼育されている動物全般)に触れていた子どもの場合、そうでない子どもに比べ3〜6歳時の発症リスクが31%低下していたという。

ただし、どちらの場合も3歳未満での発症リスクには変化はなかった。研究者らは子どもが動物に対するアレルギーを持っている場合は注意が必要としているものの、「生まれてすぐに動物に触れるのは、子どもの健康のために悪いことではない」とコメントしている。

発表は米国医師会の小児科学専門誌「JAMA Pediatrics」オンライン版に、2015年11月2日掲載された。

参考文献
Early Exposure to Dogs and Farm Animals and the Risk of Childhood Asthma.
DOI: 10.1001/jamapediatrics.2015.3219. PMID: 26523822

(Aging Style)