ローマは5日のセリエA第15節で、トリノと1-1で引き分けた。これで公式戦4試合白星がなく、ユヴェントスには勝ち点1差に迫られている。9日のチャンピオンズリーグ(CL)のBATEボリソフ戦では、おそらくベスト16進出を決めなければいけない。それがルディ・ガルシア監督の運命を左右する。9日まで、彼にとっては難しい日々となるだろう。

アディショナルタイムのマキシ・ロペスのPKでトリノに追いつかれ、ガルシア監督は皮肉を込めて主審を称賛した。だが、ローマの選手たちが軽率だったことも認めている。

「ドローは我々のせいでもある。試合終了が近ければ、うまくコントロールすることが必要だからだ。PKの場面を映像で見る限り、(コスタス・)マノラスはボールに触ってCKに逃れたように見える。かなり大きなことだ。あり得ることだが、大きく響いたよ。我々は勝ち点2を失ったんだ。今は次の試合に集中しなければいけない。やるべきことはそれしかないんだ」

ガルシア監督は試合の良かった点を見ようとしている。

「我々は真剣な試合をした。うまくプレスし、うまくボールを奪い返した。だが、前半は危険を与えられなかったね。我々はまだ回復中なんだ。それでも、後半はより我慢して、うまく均衡を破ることができた。終盤をもっとうまくコントロールしなければいけなかったんだ。2点目を奪って試合を終わらせることもできたはずだよ」

「選手たちは結果にがっかりしている。私も同じだ。今はエネルギーを回復させ、前を見るしかない。チームはパフォーマンスに関して答えを見せたはずだよ。守備に関してもね」

「ジェルヴィーニョのケガが深刻でないことを願っている。(ヴァシリス・)トロシディスもね。今は全員の力が必要なんだ。ジェルヴィーニョの起用は後悔していない。ドクターたちからはプレーできると保証されていた。90分プレーできる脚ではなかったけどね。私は医者を信用する」

一方、この日イタリア入りしたジェームズ・パロッタ会長は、次のように述べている。

「結果には少し怒っている。ただ、あまり良いPKではなかったと聞いているがね。もちろん、満足はしていない。だが私は、修正されていくと確信している」

「スタジアムのことでいくつかの会議を予定している。だが、クルヴァ・スッドの状況に関して話すために、ローマ県知事とも会う予定だ」