Doctors Me(ドクターズミー)- 《プレママ必見》「母乳量測定」ってどんなことするの?

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母乳測定という言葉を聞いたことはありますか?
・赤ちゃんがどれくらいの母乳を飲んでいるか
・どのくらい母乳が出ているのか
を測定し、必要な栄養が与えられているのかを調べます。

今回はこの母乳測定の方法や考え方について、医師に話を聞いてきました。

母乳測定の方法

母乳測定する際には、2つの方法があります。

1.母乳を搾乳(さくにゅう)し、哺乳瓶などの容器にため、母乳がどのくらい出ているのか測定

2.授乳の前後に、赤ちゃんの体重を測定し、その差を計算することによって、母乳の量を測定

「2.」は母乳の分泌量ではなく、実際に赤ちゃんがどのくらい母乳を飲めているかを調べる方法です。

【例】
 授乳前の体重:3000g
 授乳直後の体重:3030g
 飲めていた母乳の量:30g(30ml)
そして、1日あたりの体重増加量をみて、少しずつでも成長しているか評価をし、母乳が現在の赤ちゃんに足りているのか、確認していきます。

授乳開始時の母乳

母乳の量と、赤ちゃんが哺乳できる量のバランスは、最初は必ずしもバランスがとれているものではありません。授乳開始時、赤ちゃんが乳首をくわえ、吸う事によって母乳の分泌が促進され始めます。

この頃は、赤ちゃんが乳首をくわえたり吸うことに慣れておらず、お母さんも授乳のやりかたに慣れいません。また、母乳の量も安定していません。お母さんは、母乳が分泌されすぎて乳房の張りに苦痛を感じたり「母乳がなかなか分泌されない気がする」と悩んだりします。

必要な母乳の量はどれくらい?

母乳の量と赤ちゃんの成長には個人差があります。
・母乳の分泌量
・カロリー
・赤ちゃんが母乳を飲む力
などが統合されて初めて赤ちゃんが成長に関わってきます。

はじめは母乳をなるべく吸わせ、赤ちゃんとお母さんの母乳の量をしっかりと反応させる事が大切です。やがて赤ちゃんもお母さんも授乳に慣れてきます。そして数ヶ月後には、安定してくるでしょう。ここでは母乳の量について あくまで目安としてお話しします。

【成長に必要な母乳の1日量】
体重1kgあたり120ml〜200ml
(例)体重3kgの場合:360〜600ml(平均450ml)

【1回の哺乳量】
体重1kgあたり20mlと言われています。
(例)体重3kgの場合:60ml程度

【1日あたりの平均体重増加量】
生後1ヶ月まで:30〜40g
生後2〜3ヶ月:20〜30g
生後3〜7ヶ月:10〜20g
生後7ヶ月以降:5〜10g

体重増加の経過で調整を

赤ちゃんが成長するために必要な母乳の1日量は、過ごしている環境や赤ちゃんの身長にも左右されます。
退院直後、母乳育児が始まった頃は、母乳の量が安定していないお母さんがほとんどです。

産院や自治体などで、母乳測定を定期的に行いつつ、赤ちゃんの1日あたりの体重増加量を見ながら、適宜ミルクを補足することも必要です。退院してからは、毎回母乳の量を測定するのは難しい状況ですので、産院の指導のもと、3日から1週間単位での体重増加をみていきます。

1日あたりの平均体重増加量が、その時期に対して少ない場合は、母乳のあとにミルクを飲ませるなど、その都度相談し、成長を評価し母乳育児を進めていく事になります。

授乳についての疑問や悩みを1人で抱え込まず、計測の際には、産院の看護師や自治体の保健師に相談していきましょう。

【医師からのアドバイス】

成長の過程にも波はあるものです。赤ちゃんが、1歳の頃には出生時の体重の約3倍程度になれば、その時平均体重より多少少なくても大丈夫です。

他のママや赤ちゃんの成長も気になるかもしれませんが、母乳の量も、赤ちゃんの成長も個々で異なるものです。ご自身の赤ちゃんと向き合って、授乳の時間を過ごしていきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)