お砂糖をたっぷり使ったスイーツほど美味しいものはありません。でも、もちろんダイエット中なら糖分の取り過ぎは禁物ですし、ダイエット中でなくても白砂糖はできるだけ摂らない方がいいのです。それでも甘みが欲しいというときは黒砂糖を使ってみませんか?

精製した白砂糖に栄養価はない!

白砂糖は原料となるサトウキビの搾り汁を何度も精製して作った人工的な食品です。サトウキビには本来豊富な栄養がありますが、それを精製する過程で栄養はどんどん失われるため、白砂糖にはビタミンやミネラルなどは含まれていないのです。それだけでなく、糖質である砂糖を食べるとそれを代謝するためにビタミンB1が必要になるため、大量の砂糖を継続して摂取するとビタミンB1欠乏症となります。ビタミンB1が欠乏すると疲労感、頭痛、貧血、ウツなどの症状が出やすくなります。甘いもの中毒になっている人は心当たりがあるのでは? また砂糖はGI値が高く、急速に体内に取り込まれることで血糖値を急上昇させます。血糖値の乱高下は肝臓に負担を掛けるだけでなく、神経伝達物質のアドレナリンが多量に分泌されることでキレやすくなるという精神的デメリットもあるのです。

甘みを摂りたいときは黒砂糖を使ってみて!

そもそも砂糖は減らした方がいい食品です。でもどうしても甘みが欲しいという時は代わりに黒砂糖を使ってみてはいかがでしょう。黒砂糖の原料も白砂糖と同じサトウキビですが、黒砂糖はサトウキビの搾り汁をそのまま濃縮して固めているので、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富です。黒砂糖にはその他にも健康にいい栄養素がいっぱい含まれています。

【ミネラル】

カルシウム、カリウム、リン、鉄分、銅、亜鉛などがバランスよく含まれています。カリウムは体内の不要な塩分を排出する働きがあるので、ムクミ対策に効果的。貧血の予防には、赤血球を増やす働きがある鉄分や銅が有効です。

【ビタミン】

黒砂糖に含まれるビタミンはビタミンB1、B2、B6など。糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素を代謝するために必要な栄養素ですし、疲労回復や皮膚や粘膜の強化にも必須のビタミンです。

【フェニルグルコシド】

黒い色素成分で、血糖値の上昇を抑えて過剰な糖分を腸から排出する働きがあります。

【オフタコサノール】

サトウキビの皮に含まれる成分で、コレステロールを抑える効果、疲労回復効果があります。

さまざまな栄養が含まれる黒砂糖ですが、気になるGI値は白砂糖より低め。煮物にも白砂糖の代わりに黒砂糖を使えばこっくりとしたコクが出て美味しいですよ。黒砂糖はスーパーなどでも手に入れやすいですが、甘味料の上級者ならメイプルシロップや羅漢果(ラカンカ)、アガぺシロップなどの甘味を利用するのも良いでしょう。


writer:岩田かほり