<ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目◇5日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>
 『ゴルフ日本シリーズ JTカップ』3日目に10バーディ・3ボギー“63”を叩き出し、トータル11アンダー単独首位で国内メジャー初制覇に王手をかけた石川遼。ここ数か月はショートアイアンですら不安を抱える状況だったが、この日は石川が理想とするショットを体現するラウンドとなった。
石川遼がメジャー制覇に王手!青木功から激励も
 先週のホスト大会『カシオワールドオープン』では最終日単独首位発進も黄重坤(韓国)に逆転負けを喫した石川。最終日ホールアウト後は、自身のショットを信じきれないと心境を吐露。「『ANAオープン』はアプローチとパットのリカバリーが4日間続いて勝ちましたが、優勝争いの理想はショット力で勝つこと」と敗れた要因を語っていた。
 今大会開幕前もショットへの不安を口にしていたが、2日間で手ごたえを得ると3日目に会心のプレー。スイングのことを考えすぎるあまり悪い時に迷い生じることがあったが、3日目は“無心で打つ”“全てのショット100%思いっきり”を自然にできた。
 「“(悪いときは)ダウンスイングでクラブがココを降りてこないと”とか考える。今日は自分をコントロールしにいかずにできた。優勝するために必要なことは“練習での準備”だけ。ボールに構えてからあれこれ考えても伝わらない」
 米ツアー終盤は“あれこれ考える”悪循環の時期。優勝した『ANAオープン』からの国内3連戦は「昨シーズンの自分を否定せざるを得ない精神状況だった。自分のできることをしてなかった。それから自分に“渇”を入れたけど先週のように優勝争いで欲が出て、後戻りする」と、先週はショット前に“こういうミスが嫌だな〜”という感情が心を占めていた。だが国内最終戦で「“勝っても勝てなくてもいいんじゃないか”と思うと無心で打てた」と一筋の光を見つけることができた。
 「来年アメリカで“思いっきり打つ”が継続できた時にどういう結果だとしても受け入れてやっているかがキーになる」と新シーズンでの活躍のための方法を模索している石川。2日間連続で改心のプレーができれば、これ以上ない手ごたえを得て、4年目の米ツアーに向かうことができる。
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