Doctors Me(ドクターズミー)- 【何故?】出産後に「床ずれ」が出来やすい理由とは?

写真拡大

「床ずれ」について知っていますか?
今回は特に産後の「床ずれ」について、医師に詳しい話を聞いてきました。

「床ずれ」って何?

床ずれは「褥瘡(じょくそう)」ともいいます。
長時間寝込んだり、常に圧迫され続けたときにできる皮膚の潰瘍(かいよう)や痛み、赤くなる状態などのことです。

長い間座っているとお尻が赤くなったり、目が覚めたとき頬や体のどこかが赤くなっていた経験がありませんか?これも、実は床ずれの一歩手前なのかもしれません。

ふつうは自然と赤みも消えていきます。しかし赤みが消えず、痛みを感じたり、周りの皮膚と違う肌触りだったり、血流が低下して冷感を感じ、やがて炎症が生じて熱感を感じるようになったら、これが床ずれの始まりです。酷くなると、皮膚がむけたり、水ぶくれができ、さらには皮下組織、筋肉、骨やまでも影響してしまうこともあります。ただし健康な人であれば、そこまでひどいトラブルは滅多に起きません。

産後の「床ずれ」はどうしてできるの?

床ずれは、体の同一の部分が長時間圧迫されることで起こります。
2時間以上、一定部位を圧迫してしまうことで床ずれが発生するいわれています。長時間の圧迫に加え、血流が途絶えて栄養が行き届かないことも床ずれを誘発する原因になります。産後に床ずれができやすいのは、栄養が母乳にいってしまうこととも関わりがあるのかもしれません。

何より、産後のお母さんは
・帝王切開や会陰切開による痛みが原因で長時間動けない
・疲労で睡眠を長くとる
などの状況により、床ずれの発生リスクが高くなるのです。 2時間以上、体の一部を圧迫し続けることは、できる限り避けたいところです。

【気をつけると効果的なこと】
・長時間同じ姿勢で座っていた場合、少しお尻を動かして圧迫している部分を変える
・同じ姿勢で寝すぎてしまった場合、気づいた時点で姿勢を変えたり、寝返りをうつ
・寝返りをしやすい枕などの寝具を試してみる

【医師からのアドバイス】

もし床ずれができた場合には、皮膚科にかかりましょう。 放置したり、自己流で治療しようとすると、治らなかったり悪化する可能性もあります。しかし、子育てにいっぱいいっぱいで、時間のないお母さんには、何よりも予防が一番です。なるべく床ずれをつくってしまわないよう気をつけましょう。

(監修:Doctors Me 医師)