型落ち家電を買うならコレ!ビジネスで使える【PC&タブレット】
 今年の秋冬モデルでは、最新OS、Windows 10や第6世代Core CPUなど、注目すべき内容の更新が行われている。冬のボーナスも支給され、最新モデルのパソコンタブレットを買い換えようと考えている方も多いことだろう。しかし、ちょっと待ってほしい。ビジネス用途でのこれらの家電の購入を考えているのなら、あえて型落ちのモデルをお勧めしたい。

 というのも、最新のOSの場合、これまで使用していたソフトや環境との適合や互換を確認し、場合によっては大幅な買い替えか必要になることもあるからだ。また新CPUについては、発売されたばかりで価格が落ち着いていない状況で、急いで導入しなくてはならないほど隔絶した性能差は存在しないのが実情だ。現状をそのまま引き継ぎ、しかも割安で性能向上が望める型落ちモデルの方が、じつはビジネス向きと言えるのだ。

◆パソコンでは持ち出し用途でも使えるモバイル機を検討したい

 パナソニックの12.5型Let’s note MX4シリーズ夏モデルの最上位に当たるCF-MX4KFYBRは、モバイルサイズで光学ドライブ搭載という特徴がある。しかもLTEに対応しており、移動中に通信をしていても途切れにくいメリットがある。発売当初は34万円だったが、現在の最安値は22万4400円と10万円以上も値下がりをしている。ちなみに後継相当の現行モデルCF-MX5ZFYQRの価格は32万円。しかも悩ましいことに重量が200gほどアップしている。持ち出し用途を考えるなら少しでも軽い方がいいのは、当然の選択だろう。

 もうひと回り大きな方がいいのであればNECのLAVIE Hybrid ZEROというシリーズがある。こちらの夏モデル最上位機HZ750/BABもお勧めだ。メーカーが世界最軽量を謳うだけあって確かに軽い。しかも360度回転するヒンジとタッチパネルの採用で、折りたためばタブレットのように使える。2560×1440ドットとフルHD以上のディスプレイ解像度も魅力的だろう。価格は発売当初の20万9800円から下がって、17万6795円が最安値となっている。現行機との違いはOSとCPUなので、むしろ型落ちの方が導入しやすいはずだ。

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◆タブレットはどのような使い方をするかで選ぶといい

 会議などに持ち込むことを前提とするのなら、東芝のSシリーズが魅力的。独自アプリ、Truシリーズを搭載し、手書きメモや録音、画像撮影などさまざまな手段で記録・保存することができる。夏に登場した中位機、S80/NGは発売当初の6万5000円から値下がりして現在最安値で4万9000円。値下がりしにくいタブレットとしては十分だろう。なお、現行機種であるS80/TGだが、こちらにはOffice mobileが付属して8万円となっているが、Truシリーズが目的ならOffice付属は必須ではない。夏モデルで問題ないだろう。

 データ通信を日常的に利用する使い方の場合は、MVNO、すなわち格安SIMの導入を視野に入れたい。ASUSのTransBook T100TALは着脱式キーボードが付属する10.1インチタブレット。最大の特徴は格安SIMが利用できるLTEに対応したSIMフリーモデルである点だ。夏登場のT100TAL-B-3735はクアッドコアCPUで性能も十分ながら、現在の最安値は3万円。当初価格6万4800円の半額以下となっている。なお、このモデルには直接の後継機が存在しない。格安SIM導入を前提にするなら、限られた選択肢のひとつということになる。

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 以上、お勧めできる型落ちのパソコンとタブレットを2モデルずつ紹介した。結論としてまとめると、ビジネス用途で購入をする場合には、最新モデルを選ぶ必要性はほぼ皆無ということだ。

 なぜなら、最新スペックではあるが凡庸なスタンダード機よりも、利用価値の高い特徴を備えた型落ちの方が、ビジネスシーンでははるかに有用に使えるからだ。<文・図版/熱田浩司>

【熱田浩司】
エム・クルーズ所属。「家電批評」など家電雑誌を中心に、様々な媒体で活躍するAVライター。