コンパクトさ・安定性・耐久性、すべてが洗練されたドローンが登場した

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ドローンメーカーのParrot社の新型飛行機器、ドローンBebop 2 Quadricopterが12月、発売される。Parrotによると、新型は旧型よりも小型、軽量でさらに使いやすいという。年末シーズンの買い物客にとっては嬉しいニュースである。

新型の改良は開発者にとっても、彼らが思い描く世界観を実現するのに役立つはずである。しかし、同社はまだ開発者向けに、ドローン用のアプリケーションを開発するために十分な情報を提供していない。

Parrot社の創始者でありCEOであるHenri Seydouxが言うところの「空飛ぶカメラ」は、たしかに消費者向けの製品ではある。しかし、彼はどちらかというと、企業や開発者たちが新型ドローンを使って何をするのかについて、興味津々である。12月14日に550ドルで発売予定の製品は、ハードウェア用の余分な空間を削り、優れた安定性を提供するという。

参照:New Mandatory Drone Registration: The Worst-Case Scenarios 

製品発表の最中、Seydouxは、第三者の功績でテクノロジーが進化した事例を幾つか紹介してくれた。しかし、ソフトフェア開発キット(SDK)がいつ提供されるかについての供述は一つもなかった。後ほど彼が教えてくれたところによれば、Parrotは既にSDKづくりに取り掛かっており、どこかのタイミングで公開できるだろうとのことだ。続いて彼は、ドローンについて、何が最も面白いポイントになり得るのか? あるいは何が最も大きな課題なのか? 彼なりの考え説明した。

 

ドローン開発は、何を目指すべきか?

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Seydouxはプレゼン中、ドローン用ソフトウェア開発者をいくつか例に挙げた。Pix4D社は、ドローンが撮影した近隣や他の地域の3Dマップを再現できる、マッピングソフトウェアを開発した。 Neurala社はドローンを使ったセルフィ撮影方法を開発した。

しかしながら、Seydouxを最も魅了しているのは、気晴らしの範囲を越え、人間が出来ないことを行うドローンを雇用するという一大シナリオである。

彼が教えてくれたところによれば、Parrotはドローンを考古学に活用する企業とも協業しており、そこでは科学者たちが、ドローンによって撮影したフィルムから、とてつもなく精緻なポンペイの3Dマップを作ろうとしているという。こうした取り組みはParrotにとっても、非常に興味深いそうだ。

そして、使い方という点で、Seydouxにとって明らかに”足りていない”領域がある。「これまで登場を予想しながら、未だ出会ったことがないもの。それは、ドローンを使った見事なゲームアプリである」と彼は述べた。

ゲームは、テクノロジーが自然と向かう先であるらしい。Skycontrollerと接続したバーチャルリアリティ(VR)ヘッドセットを使えば、ユーザーはドローンを通して、鳥が見るような世界を楽しむことができる。しかしゲーム開発者が投資する先は、多くの場合、洗練されたSDKを備えた、定評のあるプラットフォームである(Oculus VRを提供するFacebookもこれを良く知っており、開発カンファレンスを何度も開催することによって、なんとかゲーム開発者達を口説こうとしてきた)。

 

コンパクトな新型ドローンが、開発者の夢を広げる

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コントローラーがなくても、今回アップデートされたモバイルアプリを使えば、スマートフォンやタブレットを物理的に動かすことによって、ドローンの動きを操作できるようになる。また、ドローンを高い上空まで飛ばしたり、空中トリックを実演したりすることができるため、ドローンの操縦者はより多くの体験をすることができるようになる。

SDKが整備されれば、新型モデルが備えるコンパクトさや、3軸デジタル処理による安定性(これによって、より安定した画像や動画撮影につながる)、耐久性などの利点を、存分に活用できるようになるだろう。Seydouxによれば、Bebop 2はプロペラ部分を除き、事実上”静止した状態”を保てるという。これは主に、ソフトウェアの進歩の賜物である。

その他にも、Bebop 2は、2700-mAhのバッテリーのおかげで最大25分間の飛行が可能となっており、従来型と同様の14メガピクセルカメラを備えているため、1080枚のフルHD動画を撮影できる。また、180度の魚眼レンズや、触れると止まるしなやかな6インチのプロペラ、視界を照らすLED、組み込みGPS機能を搭載しており、メモリは8GB、重量はわずか500gという軽さである。

スピードとしては、最大時速60キロまで加速できる上、長めのプロペラを二つ搭載し「推力対重量比」を改善したことにより、18秒で高度100メートルまで到達することが可能となった。

Parrotは、風力装置でのテストの他、ヨーロッパアルプスの最高峰「モンブラン」や北極など、過酷な環境下でテストを実施してきた。彼らは、今後マーケット内外からどんな流れが訪れようとも、このドローンが”準備万端”なことを示したいのである。残るは一つだけ、未来を夢見る世界中のドローンアプリ開発者たちに、お試しできる機会を提供するだけである。

 

Photos by Adriana Lee for ReadWrite

ReadWrite Japan編集部
[原文]