サッカーJ1「ガンバ大阪」の韓国出身DF、オ・ジェソク選手(25)に対する人種差別的な書き込みが2015年12月2日夜、ツイッター上に投稿された。

この日はJリーグチャンピオンシップ決勝第1戦が行われ、ガンバ大阪とサンフレッチェ広島が対戦した。後半41分、オ・ジェソク選手は広島のMF清水航平選手を突き飛ばし、レッドカードで退場に。ガンバはその後、逆転負けを喫した。

試合後、ガンバを応援しているとみられる人物が「普通にオジェソク死ねや」「ガンバ負けた韓国人のせいで」「偏見じゃないけど韓国人つくづく嫌い」などと韓国人を差別するような書き込みをツイッターに投稿し、インターネット上で批判が相次いでいた。

人種差別的な書き込みは、11月28日に行われた準決勝直後にも問題になったばかり。ガンバのパトリック選手のツイッターアカウントに、対戦相手だった浦和レッズのサポーターを名乗る高校生が「黒人死ねよ」とリプライを送り、双方クラブがコメントを発表する騒動になった。

今回のツイートについて、ガンバは「選手のツイッターに書き込まれているわけではなく、ガンバのサポーターが書いたものなのかも分からない。差別は許されないが、チームとしては静観したい」とNHKの取材にコメントしている。