「新・牡丹と薔薇」東海テレビ、フジテレビ 毎週 月〜金 ひる1時25分〜)12月1日(火)放送。第1話「父は離縁の大物役者!!」より
脚本:中島丈博 演出:西本淳一ほか


2話は、こんな話


生まれた赤ちゃんを養子に出してから4年、すっかり日々の生活を楽しんでいる眞澄(美山加恋)。実は、梨園の大物役者・長谷川梅鳳(佐藤仁哉)の子供だった。彼女のポテンシャルは、母・萌子(山口いづみ)のマネージャーから女優になればいいのにと言われるほど。
あるとき眞澄は思いきって父親に会いにいく。

何かと過剰


1話では、妊婦のお腹のドアップがあった。局部アップ、多用のこのドラマ、第2話は強く握った汗だくの手からはじまる。
いきむ眞澄の手をささえるのは、「牡丹と薔薇」のふたり(大河内奈々子、小沢真珠)だ。
そして、運命の赤ちゃん誕生! お母さんの汗と涙の分量がすごい。
その間、わずか1分。開始1〜2分でたたみかけるのがドロドロ昼ドラ。
さらに猛スピードで、赤ちゃんは養子に。
そして4年経過した時点で、7分。
8分後には、パラレルワールドはじまった? というような明るく裕福そうな母娘の姿が。あんなに泣いていた眞澄が、子供生んだことなどすっかり忘れて大学生活を楽しんでいるだけでなく、出世の秘密もさらっと。一瞬赤ちゃんのこと忘れてないことも描写されますが。
ここまで書きながら、息するの忘れていました。ふぅー。

大物歌舞伎役者のお父さんがテレビで演じていたのは、シェイクスピアの「オセロー」。白塗りもいいが肌色もいいより、黒塗りもいいと極端にしたほうが効果的という理由で、オセロー(黒人)なの?
これが、蜷川幸雄演出、松本幸四郎主演の「オセロー」(94年)みたいなど迫力でありました。

そして、ローズガーデンという「ナイス“プレイス”じゃん。」(眞澄の友達の発言)な場所で、その持ち主・小日向崑一(イギリスの血が薄くなった三代目だって。/岡田浩暉)が登場。
単なるお金持ちの美男子押しではなく、「薔薇の花も“たじたじ”ですね」と「たじたじ」で印象づけます、小日向さん。
岡田浩暉、お顔は薄めですが、どんなふうにドロドロドラマにコミットしていくのでしょうか。「ヤメゴク」の顔芸以上のはじけっぷりを期待する反面、眞澄をそのまま汚れないでいてほしいと心配するよりも、ご自分がそのまま汚れないで癒しキャラでいてほしい気も致します。
(木俣冬)