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Mark Zuckerberg氏(Facebook、CEO)とPriscilla Chan夫人が、医療や教育の発展を加速させる活動を支援するために、保有するFacebook株の99%を寄付する計画を発表した。12月1日時点の価値で約450億ドルに相当する。感謝祭の週に誕生した二人の長女に宛てた手紙という形で、Facebookノートで明らかにした。

Zuckerberg氏は長女への手紙の中で「キミたちの世代がより良い世界で暮らせるように、私たちの世代ができることはたくさんある」と述べている。そして「人類の可能性の前進(advancing human potential)」と「平等の推進(promoting equality)」を提言している。人類の可能性とは、より豊かに学び、健康に暮らし、アイディアやチャンスを活かせる環境など。そして国家や家庭環境、境遇に影響されることなく、そうした可能性に全ての人がアクセスできるのが平等である。

それらの実現のためには25年、50年、100年以上といった長期的な取り組みが必要であり、同じ目標に向かう人たちが直接的に結びついて、実行力のあるコミュニティが形成されるのが望ましい。Zuckerberg氏は「これからも長くFacebookのCEOであり続ける」としながら、より良い世界を作る活動もまた、次世代のために今の世代が若いうちから取り組むべき課題であると述べている。「明日のためのレッスンとするために、今リスクを負わなければならない。私たちは学び始めたばかりであり、いくつもの挑戦が失敗に終わるだろうが、耳を傾け、学ぶことで改善していける」(Zuckerberg氏)。夫妻は設立したChan Zuckerberg Initiativeを通じて寄付を行う。最初に重点的に取り組む分野として「パーソナライズド・ラーニング」「疾病医療」「人々のネットワーク」「堅固なコミュニティ」などを挙げている。

なお、米国証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、少なくとも今後3年間はZuckerberg氏が売却または譲渡するFacebook株は年10億ドル以下に抑えられる計画で、短期間で同氏が経営権を失うことはなく、現状のFacebookの運営には影響しない。

(Yoichi Yamashita)