ブラウザ版Gmail画面の右下に、謎のドクロマークが表示されるという事象が世界中で発生しました。Gmailのプロダクトフォーラムには多くの報告が寄せられることになりましたが、すでに事態は解消されているようです。

この現象が発生したのは2015年12月1日で、フォーラムに書き込みを行ったnanashi566さんから「操作に時間がかかった理由」という文字とともにドクロマークが表示されることが報告されました。

右下にドクロマークが表示されます - Google プロダクト フォーラム



本日Gmailにログインしたところ、検索エリアの下に

「前回の操作に時間がかかった理由 [706 ミリ秒]」という文字と

右下にドクロマークが表示されるようになりました。さらに、ドクロマークにマウスを乗せると、「Component Spy Mole Component Spy……」という文言が表示されたそうです。

ドクロマークにオンマウスすると下記のような文言が出ます。

「Component Spy Mole Component Spy Data Spy Channel Spy Reload CSS LateLoad Spy AppContext Spy Plugin Spy Chat Spy Roster Spy 」この投稿に対し、Googleのスタッフからは「ドクロのマークについてはGmail製品チームのほうで既に再現・特定ができましたので、現在問題修正に向けて対応中です。マークが表示されていてもとくに問題はございませんので、変わらずGmailはお使いいただけます」という返信が寄せられていました。



そして同様の問題は、海外でも話題になっていました。以下の英語版フォーラムへの投稿では、「今朝になって真っ先に気がつきました。小さなドクロとクロスした骨がGmail画面の右下に表示されています。他のPCや別のブラウザでも確認しましたが、表示されたままです。マウスを乗せると「Component Spy Mole Component Spy Data……」というウィンドウが表示されます。以前にこのようなものを見たことがありますか?どうやったら消すことができますか?」という書き込みが投稿されています。

Small Skull and Crossbones showing on lower right-hand portion of gmail window. - Google プロダクト フォーラム



書き込みに添付されていた画像がコレ。明らかにドクロと骨の海賊マークのようなものが表示されており、不気味な状態になっていたことは想像に難くありません。



さらに別のユーザーからは、マウスオーバーの際に表示されたという「Component Spy Mole Component Spy Data……」のキャプチャ画像が投稿されていました。



これがある種のバグなのか、あるいは何らかの意図があって実装されている機能なのか、その実情はわかっていません。この件に関し、GoogleのAndy B氏はフォーラムに「この現象は、Gmailの画面を更新することで解決されているはずです。みなさんのご報告と、解消に至るまでお待ちいただきありがとうございました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。重ねて申し上げると、この問題は外観上の問題であり、他のGmailの要素に影響を与えるものではありません」という書き込みを行っています。



日本のフォーラムでも、「問題修正が完了し、Gmail を更新(リロード)していただければドクロマークは消えているかと思います。ご不便をおかけして申し訳ございませんでした。ドクロが表示されている間も Gmail は正しく機能しており、悪影響は一切ありませんのでご安心ください」とする書き込みが行われていました。



実際のところ、この現象がどういった経緯で発生し、どんな状態になっていたのかについて詳細は不明のままとなっています。Googleの説明によると問題はないということですが、表示されたマークがマークだけに、なんとなくモヤモヤしたものが残ってしまう出来事だったといえそうです。