お鍋のおいしいシーズンが到来! 鍋やすき焼きの定番といえば春菊ですね。春菊は春になると黄色い花を咲かせるのが名前の由来。春菊に含まれる成分には咳や痰を鎮め、のどや肺など呼吸器を守るはたらきもあり、漢方では「食べる風邪薬」といわれています! 風邪予防に今夜は春菊入り鍋を作ってみてはいかがでしょうか?

「食べる風邪薬」と呼ばれる理由

春菊の独特の香り成分αピネンやベンツアルデイドは、自律神経にはたらきかけて痰や咳を鎮めたり、胃腸の調子を整えて消化吸収を促したりする成分です。他にも春菊にはβ-カロテンも豊富に含まれ、ほうれん草や小松菜よりも含有量が多いのはご存知でしょうか。β-カロテンは、体内でビタミンAに換わり、のどや肺など呼吸器官を守ったり、粘膜や皮膚を健康に保ってくれたりします。β-カロテンには免疫力を高める作用があるので、疲れやストレスで体が弱り、風邪をひきそうだなと思ったときには春菊を食べるとよいでしょう。

ミネラルをたっぷり摂って骨を丈夫に

春菊には、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分などのミネラルが豊富です。これらは丈夫な骨を作るのに欠かせない成分です。またミネラルのうちカリウムはナトリウムを排出するため、体のむくみを取り、血圧を上げないようにするはたらきがあります。また、運動を長い時間続けるときにはカリウムが必要。筋肉にけいれんが起こりにくく調整しますし、汗をかいて失われるカリウムの補給にもなります。

鍋やすき焼き以外にもこんな春菊メニューが

お浸し、和え物のほか、春菊の葉は、さっとゆでてサラダに使うと香りがたちおいしくいただけます。天ぷらや揚げ物とも相性抜群ですが、肉やベーコンなどと炒め物、パセリを春菊にして作るジェノベーゼパスタ、ニラの代わりに春菊を入れた餃子など、緑の野菜の代わりに春菊を使ってちょっと変わった使った料理を作るのも◎。旬のこの時期にオリジナルの春菊メニューを考えてみるのも楽しいですね。


writer:松尾真佐代