「うつ病」を克服した経営者が語る復活までの2年半の軌跡:その17 新しい治療法にもチャレンジ! 回復に確かな手ごたえが…

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現在、経営者として活躍中の村井氏は3年前に突然うつ病になり様々な苦しみを経験しながらも、克服しました。村井氏は、うつ病に苦しむ人々の為に改善のきっかけになればと考え、自らの体験を執筆しようと決意しました。
今回は、テレビ番組から回復への切っ掛けを掴んだ後の状況について、村井氏に語って頂きます。

脳と腸は繋がっている?新たな治療法へのチャレンジ


NHKスペシャルを見て、自分なりに「うつ病」の本質を理解し、回復への道筋を見出した頃、東京のキー局でもうつの特集をやっていました。回復の手応えを感じ始めた矢先だった為、さらにいい治療法があれば、何でも受けたいとの思いは強くあり、熱心に視聴しました。

その番組のポイントは、「脳は、腸に繋がっている」という理論でした。
具体的には、腸を元気にし、便秘を解消することが、うつを治すことに繋がるというものでした。腸に優しい漢方薬で腸を元気にし、うつ症状の改善を図る 先生の治療の様子が放映され、番組の最後には、この方法で、うつから回復した2人の女性の元気になった様子が映し出されました。

便秘と下痢を繰り返し、いつもお腹の緩い状況が続いていたので、翌日にはこの先生の病院へ予約の電話を入れました。場所は、飛行機で行くしかない長崎県でした。

長崎の病院では、先生から「漢方薬で腸を整える良い薬がある。それをしっかりと服用すると、腸が元気になり、やがてやる気が出てきてうつも良くなる。」「とにかくこの薬を飲んで腸を元気にしなさい。」と言われました。わざわざ長崎まで通院しなくても、さいたま市内にこの薬を扱っている医師がいるということで紹介状を貰い、毎食後に飲む2種類の漢方薬1ヶ月を貰い、 鞄に詰め込んで帰ってきました。

便秘は解消し、気持ちも明るくなったが…


薬を飲み始めて、確かに便秘は解消しました。しかし、軟便の傾向は続いていたことが、気になっていました。また、当時、うつのための通院が毎週1回、腸を元気にするためが月に1回、緑内障の治療に3ケ月に1回、前立腺の治療に3ケ月に1回、歯の治療に時々、風邪を引いて内科に・・とまあよく病院に行っていました。 それらすべての病院で貰う薬の山を眺めるだけで、折角やっと出始めた元気も全て吸い取られそうな気がした事を覚えています。

とはいえ、スポーツジムでのトレーニングを中心とした規則正しい生活で徐々に体力もついてきたこと、便通も毎日確実にあること、また、講演前に話す内容を全て事前に原稿にするようなことはしなくても済む様になっていたことから、健康な精神状態を取り戻す自信が少しづつ回復して来ていることを実感して気持ちも明るくなりつつありました。ただ一つの新たな不安を除いて。

<執筆>
村井哲之
広島大学 政治経済学部 経済学科卒
法政大学環境マネジメント研究科修士課程中退
事業構想大学院大学 研究員
環境プランナー
リクルート、第二電電(現KDDI)等を経て、
現在、日本初の廃棄のコンシェルジェ
総合商社 (株)イブロン代表取締役