高梨さんの解説に中居さんも感心「すごいね」「覚えたんだ?」

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人気バラエティー番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)で、ボーイズラブ(BL)の専門用語が次々飛び出す珍事が起きた。「ワンコ攻め」「オヤジ受け」...と、BLに馴染みがなければサッパリ意味の分からない単語がゲストの口から飛び出した。

熱弁をふるったのは、月9ドラマ「5→9〜私に恋したお坊さん〜」(フジテレビ系)に出演中の女優、高梨臨さんだ。

「ボーイズラブのマンガ本持ってる」100人中11人

2015年11月30日放送回では、月9キャスト陣が名物コーナー「ビストロSMAP」に登場。ドラマのタイトル「5→9」にちなみ、回答者が100人中「5〜9人」になる質問を考える企画にチャレンジした。

高梨さんは「実はBL好き」な美人英語講師――という役どころから、ペアを組んだ速水もこみちさんとともに「ボーイズラブのマンガ本を持っている人」を質問内容に選んだ。

結果は11人で、惜しくも失敗。「ボーイズラブ」との単語に当初から興味を示していた中居正広さんは「でも、いるんだねぇ!」と驚き、「でもさ、きれいな男の人同士で、おっさんとおっさんじゃないでしょ?」と踏み込んだ質問を投げかけた。

これに高梨さんは「あ、でもいろんなジャンルがあって」と切り出すと、

「『攻め』と『受け』っていうのがあるんですけど、『オヤジ攻め』とか『オヤジ受け』っていうジャンルもあるんです」

とスラスラ解説を始めた。

「攻め」「受け」はBLにおける基本的な用語で、一般的には性行為などでの役割を指す。「オヤジ受け」「オヤジ攻め」は、男性同士のカップリングのなかで、「中年男性」が「受け」や「攻め」のケースのことだ。

「お茶の間の私がしんだ」「息ヒュッってなった」

中居さんが「え、オヤジ同士の恋愛もあるの?」とさらに尋ねると、高梨さんは「オヤジ同士はないですね」と即答し、

「こう『ワンコ攻め』の『オヤジ受け』とか、なんか色々なジャンルがあって」

と、にこやかに説明。中居さんは驚いた様子で「すごいね」「覚えたんだ?それも。入ってきちゃったんだ」と感心していた。

マニアックなBL用語が突然紹介されたことで、インターネット上は「スマスマでBLと腐女子の話してて笑った」「スマスマでBLの話とかもうwww」と騒然となった。

特に面食らったようなのが、家族で番組を見ていたとおぼしきBL好きの女性たち(腐女子)だ。ネット上には

「スマスマでお茶の間の私がしんだ」
「ゴールデンタイムで腐女子について語るのやめてーーー」
「母親『ボーイズラブって知ってるの?』私『知らない......』」
「スマスマみてたら叔母に『あんたBL持ってんの??』って聞かれて息ヒュッってなった」

と、当時の気まずい状況を伝える投稿が相次いでいる。

なお、高梨さん本人が実際にどれほどBLに詳しいかは不明だが、ドラマ第3話では、高梨さん演じる山渕百絵が

「私的におすすめなのは年下の花嫁系で」「ああ、これ。これはオヤジ受けっていって、このおじさんが受けなんだけど、短編なんだけど泣けんの。好きすぎる」「あ、ちなみに最近好きなのはハマってるのは、えーっとワンコ攻めのオヤジ受け」

と主人公の桜庭潤子(石原さとみさん)相手にまくし立て、腐女子モードを炸裂させるシーンがあり、注目を集めた。