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11月24日に放送された音楽特番『ベストアーティスト!2015』(日本テレビ系)で、田口淳之介(30)が来春でのKAT-TUN脱退とジャニーズ事務所退社を発表。世間に衝撃が走った。来年は、KAT-TUN結成10周年。そんな記念イヤーについてメンバー同士で話し合っていくなか、田口から「同じ方向を向いて進めない」との申し出があったという。

「10周年イヤーを濃密なものにすべく、メンバーは今春から真剣に意見を出し合ってきました。そのなかで『来年は個人よりもグループでの活動を優先していこう』という方針になったそうです。みんながそれに同意していましたが、田口さんだけに温度差があった。そして、このころから彼が一人でいることが増えていたようです」(テレビ局関係者)

そんな田口の脱退をとどまらせるべく、メンバーは何度も説得を試みた。なかでも亀梨和也(29)は《なぜ今なのか。情けなく、悔しい気持ちです》と苦悩がにじむコメントするほど、必死にグループ維持に奔走してきたという。KAT-TUNの離脱はこれで3人目。10年に赤西仁(31)が脱退し、13年には田中聖(30)が解雇されている。それでも残されたメンバーがバラバラにならなかったのは、この亀梨の存在があればこそだった。

KAT-TUNは、嵐のようにメンバー同士が仲良く結束してきたグループではありません。何度も何度も衝突を繰り返し、そのなかで絆を固めてきたんです。その度にメンバーを繋ぎ止めたのは、亀梨さんでした。赤西さんのときも田中さんのときも、亀梨さんがひそかに関係各所を訪れて、お詫びに回っていたんです。神妙な顔つきで謝罪する彼の姿は、見ていてつらいものがありました」(前出・テレビ局関係者)

実際、11月26日にも亀梨はファンの聖地『ジャニーズファミリークラブ』を訪れている。そこでファンに深々と頭を下げ、真剣な表情で1人1人と握手を交わしていたという。

「田口さんは俳優としての評価も高く、『今後もいろんな役に挑戦したい』と目を輝かせていました。それに彼は2年ほど前から気象予報士の勉強をしていたんです。本気で資格を取って、次の新しい人生計画に役立てたいと考えていました。つまり彼はグループより『自分の夢を目指したい』という思いが強かったのでしょう」(前出・テレビ局関係者)

そして田口にとってもうひとつ人生計画に大きく関わっていたのが、07年に交際が発覚した女優・小嶺麗奈(35)の存在だ。

「田口さんは、小嶺さんを仕事場にも呼ぶことがあるくらいの親密ぶりでした。ある雨が降った撮影日には小嶺さんが傘を持ってきて現場で待っていて、2人仲良く相合傘で帰っていったこともありました。仕事場でも堂々と恋人との仲を見せていたため、周囲を顧みないその態度にメンバーもあ然としていました」(前出・芸能関係者)

そして今年4月、本誌は2人の同棲現場をスクープしている。2人の“愛の巣”にはなんと小峰の母親も同居しているという“マスオさん同棲”状態。田口は小嶺との花見デートの際もこの母親を同伴させるなど、すっかり打ち解けているようだった。

小嶺は田口より5つ年上の35歳。出産を考えれば、そろそろ田口に最終決断を求めてもおかしくない年齢。2人はいま、どうしているのか。近況を取材すべく、本誌は半年ぶりに再び同棲先へと向かった。だが彼らが住んでいた都内のマンションの部屋は、もぬけの殻。カーテンも外されており、誰もいないことは明らかだった。近所の住人はこう語る。

「今年は何度か引っ越しトラックが停まっているのを見ましたが、最近では夏の終わりごろだったかな。この前見たら郵便ポストもいっぱいになっていたので、1カ月ぐらい前だと思います。気がついたら引っ越しされていて、本当に忽然と消えたという感じでした」

小峰やその母親と決意の“極秘転居”。決別宣言の前に、田口は新生活を初めていたのだ。メンバーと袂を分かち、田口が歩み出そうとしているのは茨の道か、それとも――。