Airbnb ホームページより
日本は民泊投資ブーム真っ盛り。だが、京都では旅館業法違反の疑いで摘発されたケースも……。リスクを冒さず、民泊で安定的に稼ぐ方法はないのか? 調査の結果たどり着いたのは、年間3000万人の旅行者で賑わうタイだった!

◆管理丸投げでも利回り8%超!

 一般住宅に客を泊める「民泊」で一儲けしたい……と考えている人は多いことだろう。なにせ、小誌をはじめ、数々のメディアが盛んに「儲かる副業」としてたびたび取り上げている。実際、年間数百万円もの副収入を得ているサラリーマン投資家もいるのだ。

 この民泊ブームの火付け役となったのは、ご存じ「Airbnb」。世界の空き家提供者と宿泊場所を求める旅行者を繋ぐプラットフォームサービスの最大手だ。まだ日本に上陸して1年少々だが、その国内登録物件(ホスト)数は今や2万件に迫る勢い。このAirbnbを活用すれば、個人でも簡単に空き家を貸し出し、宿泊費を得ることができてしまうのだ。現在、都内5物件をAirbnb経由で貸し出している高田宏之さん(仮名・36歳)が話す。

「外国人に人気の六本木と新宿で民泊ビジネスを展開していますが、一番儲かっているのは1000万円で購入した築38年の1Rマンション。歌舞伎町にほど近い30崢度の部屋で賃貸に回せば月8万円の家賃が見込める物件なんですけど、10月の売り上げは41万円でした。運営コストやローン金利などを差し引いた実質利回りでも25%のリターンになります(笑)」

 なんともうらやましい話だが、背景にあるのは大幅なホテル不足。

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「直近の東京、大阪、京都などの観光都市のホテルの稼働率は9割近くに達していて、ほとんど予約が取れない状態。それをいいことに、ホテルはどんどん値上げしている。私のドル箱である新宿の物件の1泊料金は約1万円ですが、1人追加分の料金は2500円。4人で泊まれば、一人当たりの宿泊費は5000円。これに対して、新宿御苑前のアパホテルは一人1万8000円にもなる。アパホテルほぼ一人分の宿泊費で泊まれてしまうから、何もしなくてもお客さんがこちらに流れてくるんです」(高田さん)

 このホテル不足は以前から指摘されてきたこと。現状、’20年の東京五輪までに解消される見込みが立っていないため、政府は民泊を後押ししようとしているのだ。が、実は高田さん、日本に見切りをつけることを考えているとか。

「11月に京都で民泊事業を行っていた旅行会社が摘発されたように、国内の旅館業法に照らせば、我々のビジネスは違法。政府が特区でのみ民泊解禁を進めようとしているのを考えると、今後締め付けが厳しくなる可能性もある。それで、タイで民泊ビジネスを始めようと、最近、物件を購入したんです」

◆タイの民泊用物件の稼働率は100%?

 日本からタイへ……突然、話が飛んだ印象だが、目ざとい投資家はすでにタイで民泊サービスに着手しているという。タイの物件の管理を行うアジアン・ビジネス・パートナーズタイランド(心友不動産)の北浦洋二社長が話す。

「高田さんの物件はバンコクの中心部に位置するマッカサン駅のすぐそばに立つ高級マンションの一部屋。間取りは40崋紊1Rで、1000万円ほどで売り出されたのですが、高田さん以外にも複数の日本人が購入されました。いずれの方も1泊800〜1300バーツ(2800〜4500円)で民泊用に貸し出しています。その物件の管理からAirbnbを利用しての客付け、メイドさんを派遣しての清掃まであらゆる業務を当社が請け負っているんです。当社の管理料を差し引いた、想定利回りは3〜8%ほどだと思います」

 日本国内での民泊用不動産投資に比べると利回りが下がる印象だが、そこにはタイならではのメリットがあるという。