気分の浮き沈みが激しくてなんだか疲れてしまう……そんな時は、いつも食べている食事に注目してみてはいかがでしょうか。冷凍食品やレトルトが多い食事、おやつに甘いものを食べ過ぎて夕飯はあまり食べずに済ませてしまった。そんな食事のせいで、気持ちが落ち着かないのかもしれませんよ。そんな状態が続けば仕事上の評価もマイナスポイントに。気持ちを落ち着かせる食事を、たっぷり食べてみてください。

1.ほうれん草のカルシウムは心を落ち着かせる

カルシウムは骨や歯を作るもとになる栄養素ですが、摂取したカルシウムの半分はカルシウムイオンとして血液中に存在します。カルシウムイオンには過敏な神経を鎮める働きがあるので、イライラを和らげることができます。カルシウムは、ほうれん草のほかに小松菜、カブの葉、煮干し、チーズなどにも多く含まれています。

2.キノコのGABAはストレス軽減に作用する

GABAには抑制系の神経伝達物質としてストレスを和らげる働きがあります。興奮系の神経伝達物質であるドーパミンの分泌を抑える働きもあるので、リラックスに効果的。キノコにはGABAが多く含まれているので、積極的に食べましょう。食物繊維も多く含まれているキノコなら、腸内環境を整える効果も期待できるので、便秘を解消して落ち着きを取り戻す効果もありますよ。

3.ご飯にはセロトニンが含まれ精神を安定させる

意外かもしれませんが、いつも食べている白米にも精神をリラックスさせる効果があるのです。白米に含まれるセロトニンは抑制系の神経伝達物で、不足すると落ち込みや不安を感じやすくなってしまいます。パンやパスタを食べることが多いという方は、ご飯を食べる頻度を増やしてみてはいかがでしょうか。朝食にご飯を食べれば、安定した気分で1日を過ごすことができますよ。

4.アミノ酸のチロシンは慢性疲労の回復に効果的

チロシンは、細胞の代謝を促進する甲状腺ホルモンの材料となる物質です。興奮系の神経伝達物質ですが、脳を活性化することができるので、慢性疲労症候群の症状を軽減することができる物質として注目されています。高野豆腐やタケノコはチロシンが多く含まれている食材です。夕飯のおかずに、煮物にして食べてもいいですね。そのほかには、納豆や味噌、バナナ、アボカド、アーモンドなどがチロシンの多い食品です。


writer:岩田かほり