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QLife(キューライフ)はこのほど、他医の処方に対する「医師からの疑義照会」がどの程度なされているのか、その実態を確かめるべく、開業医を中心とした医師250人を対象にインターネット調査を実施し、その結果を発表した。

まず、「他院の医師の処方内容を見て『明らかにおかしい』とおもったことはあるか」という質問を行った結果、7割以上(74.4%)の医師が「ある」と回答。ただし「明らかにおかしい」と思っても、7割以上(75.8%)の医師は処方医に対して疑義照会・意見・相談を全くしていないことがわかった。疑義照会しない理由としては、「他院を尊重」「面倒・多忙」「トラブル回避」が多くなっている。

「他院の医師から疑義照会・意見・相談を『受けた』ことはあるか」との質問では、21.5%の医師が「ある」と回答。年代別で見たところ、50代の医師が、処方医に対して疑義照会・意見・相談をしたことが「ある」割合がもっとも高く、4分の1を占めている。

この結果を受け同社は、「実態としては、他院の処方に疑問を呈すだけでもかなり困難であることが明らかとなった。背景として、臨床現場の多忙さや専門性の高い治療法への知識不足もあるが、『言いづらい』『トラブルの原因になりそう』『言っても効果ない』といった理由も多い。ただし、自分が他院から疑義照会を受けた経験がある医師が2割以上はいるため、施設を越えた医師同士のコミュニケーション促進策が望まれよう」とコメントしている。

同調査は、8月11日〜18日の期間に、 診療所の理事長・院長・副院長・勤務医を対象としたインターネット調査を実施し、250人の有効回答を得た。

(木下健児)