『想いのかけら』

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11月27日、NHK東北と福島ガイナックスによる短編アニメーション『想いのかけら』が、特設Webサイトにて公開された。

【NHK×ガイナックスの短編アニメ『想いのかけら』Web公開 被災地でフィギュアに打ち込む少女描くの画像・動画をすべて見る】

これは、NHK仙台放送局を中心に展開されている、東日本大震災の復興応援キャンペーン「大好き♡東北」の柱となる「つくろう!子どもの未来」の取り組みのひとつとして制作されたもの。

11月27日から29日(日)にかけて開催中の「NHK杯フィギュア」に合わせて、NHK総合やBS1などで随時TV放送も予定されている。

被災地で夢に向かってひた走る女の子の姿を描く


『想いのかけら』1



東北の港町に住む中学生・佐藤陽菜(さとうひな)は、元気いっぱいだけれど少しおっちょこちょいな女の子。震災で母親を亡くし、現在は仮設住宅で父親と2人暮らしをしている。

震災の悲しい記憶や優しい母との思い出。さまざまな「想いのかけら」が交錯する中、彼女は日々フィギュアスケートの練習に励む。

『想いのかけら』2



周りの人々に支えられながら、持ち前の明るい性格とひたむきさで夢に向かって走る陽菜の成長を、東北の美しい風景とともに描いている。

主人公の陽菜役は、TVアニメ『冴えない彼女の育てかた』加藤恵役などで知られる安野希世乃さん、母親役は『輪るピングドラム』高倉陽毬役などを演じる荒川美穂さんと、ともに宮城県出身の声優がつとめている。

本作を手がけたアニメ制作会社・福島ガイナックスは、『新世紀エヴァンゲリオン』などの作品で知られるガイナックスにより、2015年4月に福島県三春町に設立されたばかりの新鋭スタジオ。

福島県出身で本作の監督をつとめる同スタジオ代表取締役の浅尾芳宣さんは、震災で活気が失われた福島にアニメの制作拠点を置くことで町の活性化に貢献できないかと考え、スタジオを立ち上げたという。

間もなく震災から5年。震災を日常のなかで意識しなくなるのは仕方ないことかもしれませんが、一方で、忘れてはいけないものや日常でふと思い出すこともあると思います。震災でたくさんの方が犠牲になった事実を受け止めながら、その人たちのためにも前に進もうという「想い」をアニメで表現しようと思いました。福島ガイナックス 浅尾芳宣監督(福島市出身)のコメント


特設Webサイトでは、本作にまつわる浅尾さんへのインタビューも掲載されていて、今後はメイキング映像も公開される予定だ。

(C)NHK・NEP