「初潮のお祝い」はしないほうがいい? 女性に聞く、その理由とは

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女性にとって「生理」とは、子どもを生める体になったという証です。そのため日本の風習には、初潮を迎えた娘のためにお赤飯を炊いて家族で祝うというものがあるのをご存知ですか? しかしこの風習は今は昔……なのでしょうか? 働く女性のみなさんに「初潮のお祝い」をしてもらったか聞いてみました。

Q.初潮を迎えたことを赤飯を炊いてもらうなど家族でお祝いしてもらいましたか?

はい……33.3%

いいえ……66.7%

3割弱の女性が、初潮を家族でお祝いしてもらった経験があると答えました。どのようにお祝いされたのか、詳しく見ていきましょう。

■お祝い事にはお赤飯

・「おめでとうと母親に言われて、叔母が赤飯を炊いてくれた」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「おばあさんが赤飯を炊いてくれた」(26歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

やっぱり初潮はおめでたいもの。お祝いしたくなるのが親心というものでしょう。おめでたいときといえばやはりお赤飯ですよね。

■でも、やっぱり恥ずかしい

・「夕飯が赤飯だったが、兄がいたので恥ずかしかった」(29歳/学校・教育関連/技術職)

・「赤飯が出たけど、母親が父親に赤飯の理由を目の前で話すのは恥ずかしかった」(33歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

おめでたい、とはいえ祝われるのはちょっと恥ずかしいですよね。特に父親や男兄弟には内緒にしてほしいものです。

■赤飯以外でお祝いした人も

・「ケーキを食べた」(27歳/団体・公益法人・官公庁/販売職・サービス系)

・「手巻きずしを食べたが、家族に知られて恥ずかしかった」(27歳/食品・飲料/営業職)

今では家で赤飯を炊く家庭も少なくなってきたのでは? そんな家ではケーキや好きな食べ物でお祝いすることも多いよう。

■ほかにはこんな意見も

・「お父さんたちにもわかるので恥ずかしくほかの好物にしてほしかった」(32歳/小売店/販売職・サービス系)

・「お赤飯を炊かれた。嫌だと言ったのにやられた。嫌だったので娘のときはやらない(本人の意思を優先する)」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

赤飯にしないでくれ、と頼んだ人も多かったよう。お祝いしたい親の気持ちもわかりますが、恥ずかしいからやめてほしいという乙女心もまた理解できます。

昔は赤飯を炊いてお祝いという風習がありましたが、今回の調査によると「いいえ」と回答した人が半数以上という結果に。ケーキなどお祝いとして食べる物も多様化し、赤飯を食べる習慣が薄れていることもその理由の一つでしょう。家族といえど、食卓に赤飯が並んで知られてしまうのは恥ずかしいもの。本人の好きな食べ物などでこっそりお祝いしてあげるのもいいかもしれませんね。

(ファナティック)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数180件(22歳〜34歳の働く女性)