古舘伊知郎

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27日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で古舘伊知郎氏が、解説中の識者の説明を強制終了させる場面があった。

番組では「女性活躍のカギ“残業時間削減”で業績アップ」と題した特集を放送。スタジオには、株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長の小室淑恵氏が登場し、労働時間削減などについて語っていた。小室氏は、900社以上に働き方の改革指導や、コンサルティングを行った実績を持つ。

小室氏はフリップを使い、2016年より厚生労働省のホームページが、各社における男女の勤続年数の差を開示することを解説していた。昨今は生涯賃金について学ぶ女子学生が増えているそうで、女性の勤続年数が短い企業や、男女で勤続年数に差のある企業に関して「会社を表面的な情報じゃなくて、続けられるか否かで選ぶ」「明らかに見栄えはいいけれども、実は続けられない会社だということがわかる」と熱弁した。

そして「こういう…」と何かを言いかけるが、ここで古舘氏がフリップを取り上げ、伏せてしまったのだ。実は、古舘氏は「一生懸命働くこと=長時間労働」と考えているそうで「やっぱり、男性のどっかに残っちゃっている古いマインドを壊さなきゃいけない」「ここが女性にとってはまず、山ですね」と、問題点を指摘した。

さらに古舘氏は、日本には高度経済成長期の成功体験があるため、「一生懸命働くこと=長時間労働」などの古い考えを払拭することが困難であるとの見解を述べると、「残業なんかしない、という法律を作らないとだめ」と、法整備の必要性を訴えた。

ここで小室氏は話題を変え、日本人人口の推移についても別のフリップで説明。1995年までは人口が増加を見せていたため、男性中心の労働を勧める考えが間違いではなかったと肯定する。一方で、減少の一途をたどる現代について「男女で効率よく、多様性のある組織で勝負をしないと儲からなくなる時期」と持論を展開した。

すると古舘氏は、またしてもフリップを取り上げ、今度は自身がそのフリップを使用。「小室さんのありがたいところは、団塊の世代もその前も含めて頑張ってきたことを『あんたたちダメ』と言わずに、『良かったですよ、でも世の中の潮流は変わりましたよ』と言ってくれるところ」と、フリップを指差しながら語り出す。

続けて、目を大きく見開きながら「(過去を否定されないから)頑張ろうと思えますね?」とこの話題を締めくくり、笑顔で笑い声を上げていた。

その後、番組のエンディングトークでは、小室氏が日中8時間のみ、集中して業務をしていると明かす。すると古舘氏は「じゃあ今日は23時過ぎまでスタジオでこうして…超残業ですよね」と、すかさず指摘。

これに対して小室氏が、時間外労働をした際に必ず振替休日を取得すると話したが、古舘氏は「あららそうですか…たまには22時半ぐらいまで観てください、この番組」とコメントし、番組終了を迎えた。

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