コンビニのレジに行くたびにおでんの匂いと湯気が気になる季節になりました。寒い時期にはおでんや鍋に大根が大活躍ですよね。大根にはジアスターゼという消化酵素が含まれていて消化や胃腸の働きを助けるという話はよく聞きますが、他の栄養価についてはあまり知られていないのでは? 実は大根は美容食、ダイエット食としても優れているのです。大根パワーを見直して、この冬は積極的に食べてみてください。

大根といえば大根おろしダイエット!

大根に含まれる成分としてよく知られている消化酵素ジアスターゼ。ジアスターゼにはコゲの発がん物質を緩和し、有毒な物質を解消する作用があります。そのため、焼き魚に大根おろしが添えられているのは、健康によい食べかただといえるのです。大根を餅と一緒に食べると、餅のでんぷんを消化するのでよいといわれますが、ジアスターゼはたんぱく質や脂肪の消化も進めてくれるため、ダイエットに効果的。食事の際、あるいは直前に大根おろしを食べるだけでダイエットに成功したという人も少なくないのです。胃酸を中和するはたらきを持ち、胃のもたれや胸やけなどにも効果的です。

皮や葉のビタミンやミネラルを見逃さないで!

大根にはビタミンCが豊富に含まれます。ビタミンCは抗酸化作用を持ち、コラーゲンの生成に関わる成分。免疫力をアップさせる効果やストレス解消効果もあるので、寒い季節にぜひ摂りたい栄養素です。特に皮の部分に多いので、できればきれいな皮の部分はそのまま食べるか、きんぴらなどに調理して食べるとよいでしょう。葉にもビタミンCが含まれますが、なんといっても多いのがビタミンAで、乾燥するこの時期の粘膜や皮膚を守ってくれます。他にも大根の葉にはビタミンB1・B2、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが豊富。カリウムは塩分を体外に排出するはたらきを持つので体のむくみがとれます。葉も捨てないで食べてしまいましょう。

ちなみに消化酵素ジアスターゼやビタミンCは熱に弱いので、大根おろしがもっとも効果的な食べ方。葉の部分は漬け物にしたり、炒めてふりかけにするなど、フル活用しちゃいましょう。


writer:松尾真佐代