木下優樹菜、2人目出産は「ブイバック(VBAC)」を選択。そのリスクとは

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今月3日に第2子である女の子、茉叶菜ちゃんを出産したタレントの木下優樹菜さんが、23日に自身のインスタグラムで出産の際に「ブイバック(VBAC)」を選択したことを明らかにしました。いったいどんな出産法のことをいうのでしょうか?

ブイバック(VBAC)」とは


ブイバックとは、帝王切開を経験した人が、次の子どもを出産するときに帝王切開ではなく自然分娩をすることを言います。通常、第1子を帝王切開で出産した場合、第2子の妊娠まで2年程度期間を開けるように言われます。たとえ期間を開けていたとしても、帝王切開を経験した人が自然分娩で出産するのは子宮破裂や前置胎盤、癒着胎盤のリスクが高まるため、第2子の場合も帝王切開を選択することが多いのです。特にブイバックの場合は、子宮破裂などの異常に気付かない危険性があるため、無痛分娩を選択することはできません。

一方で、ブイバックは産後の回復が早く、入院期間が短いというメリットがあります。何より、出産の痛みを経験したいという人にとって、ブイバックによってより自然な分娩を期待できるのです。

ブイバックのもつリスク「子宮破裂」とは


子宮破裂とは、ブイバックをする際にもっとも恐れられているものです。これは、分娩をしているときに急に発症し、大量の腹腔内出血と膣からの出血を伴います。こうなると開腹手術が必要になりますが、子宮の出血を止めることが難しくなり、子宮を全摘出する場合があります。出血多量の場合は母体が重体となるだけでなく、胎児も低酸素状態に陥る可能性があります。その場合、すぐに晩出されなければ胎児が脳障害になってしまう可能性があります。

一度帝王切開を経験している母体は、子宮壁を切開しているため切開創が治癒した後も子宮壁が薄くなっています。その創痕が開いて子宮破裂を起こす危険性もあるため、ブイバックを行わない医療機関も増えているのです。

とはいえ、ブイバックをすることにより、陣痛を経験することで自分の親へのありがたみがわかったと口にする人もいます。いずれにしても命に関わる出産です。慎重に自分の出産法について選択していきたいですね。

監修:坂本忍(医師)