<資料>
 IMFが1週間以内にも中国人民元のSDR採用を正式決定する見通しになっているが、その後、中国当局がいよいよ人民元の大幅切り下げを行う可能性が一部で注目されているようだ。

 中国当局は、8月11日、突然の人民元切り下げを決定、これをきっかけに世界同時株暴落が広がるところとなった。その後は、さらなる切り下げ思惑に対し、中国当局は人民元買い支え(米ドル売り)を続けてきたが、ここにきて人民元はじりじりと8月安値に接近するところとなっている。

 こういったなかで、一部メディアでは、中国リスク警戒するヘッジファンドが人民元の切り下げを見込むといった内容の記事を配信した。上述のように、IMFは近く人民元のSDR採用を正式決定する見通しになっているが、それが決まるといずれ中国は人民元の大幅切り下げに動くとの見方があるようだ。

 人民元の総合力を示す実効相場の5年MA(移動平均線)からのかい離率は、今年に入りプラス15%前後まで拡大し、記録的な割高圏での推移となっている<資料参照>。これは、依然として実質的に連動している米ドルが米利上げを見込むなかで、ドル高基調を続けている影響が大きい。

⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=69542

 一方で、中国経済は急悪化が始まっているとの見方が広がり、株価も暴落するなど、中国は人民元割高に耐えられなくなっているとの見方はある。このため、人民元のSDR正式採用が決定された後は、いずれ人民元の大幅切り下げに動く可能性が一部で注目されているわけだ。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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