こんにゃくいも。群馬県は全国シェア9割を誇る

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 群馬県は、全国一のこんにゃく生産量を誇る。こんにゃくいもの収穫量は全国の約9割とそのシェアは圧倒的だ。

「群馬県はこんにゃくの栽培、加工、製造に際して地域、気象条件などが適しています」

 群馬県農政部ぐんまブランド推進課次長の大井圭一さんが説明する。もともと日本各地で、こんにゃくいもは作られていたが、第二次世界大戦後、食糧増産のために他県ではさつまいもなど、ほかのいも類に栽培を切り替えるなか、群馬ではこんにゃくいもの生産が増加。新たな品種の育成や栽培技術の飛躍的な向上で、地域特産物としての地位を固めてきた。

 しかし国内のこんにゃく製品の消費量は年々減少傾向にある。昭和45年度の14.4kgから、平成24年には5.3kgと半数を切る激減ぶりだ。

「食生活の多様化に伴って、こんにゃく離れが進んでしまったんです」と大井さん。「こんにゃくといえば、おでん、煮物、すきやき。和食以外の料理として、バリエーションがあまり、ないんですよね……」

 もちろんのこと、メーカーとしても手をこまねいているわけではない。消費拡大のために、さまざまな商品を開発している。

 しかし、筆者がこんにゃくの進化系商品で思い浮かぶのは「こんにゃくゼリー」「こんにゃく麺」「こんにゃく米」ぐらい……。「いやいや、こんにゃくの製造過程における技術革新が進んでいるので、いまはかなりのバリエーションの商品がありますよ」と大井さん。

 最近はこんにゃくの主成分であるグルコマンナンを高純度に、低コストで抽出する精製技術が進んだため、匂いも少なく、形、色、固さなどにおいて変化をつけやすくなっているのだという。

 その実情を知るべく大井さんの案内のもと、群馬県内で最も、こんにゃくいもの生産が盛んな昭和村で創業45年となる、こんにゃくメーカー「北毛久呂保(くろほ)」に向かった。

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