[11.26 練習試合 湘南 1-1 U-22日本代表候補 BMWス]

 4本のシュートは空砲に終わった。手倉森ジャパンで貴重なゴールを幾度となく記録してきたMF中島翔哉(F東京)は、試合後に納得のいかない表情を浮かべた。

 トップ下の位置でスタートした中島は積極的にボールに絡んで持ち味のドリブルでゴールに向かい、コースが生まれれば迷いなくシュートを狙った。「ボールを持っているときも持っていないときも、スピードを上げてゴール向かうことは、この試合でできたと思います」。持ち味は出せたとしながらも、後半39分にFW鎌田大地(鳥栖)のスルーパスからGKとの1対1の場面を外したこともあり、「シュートの部分は納得いきません。本当に大事なのはゴールを奪うところなので」と課題を口にしている。

 試合は中島に代わってピッチに送り込まれたFW鈴木武蔵(水戸)が同点ゴールを奪い、試合は1-1のドローに終わった。チームを率いる手倉森誠監督は、「今日は翔哉が点を取りに行っていましたが、自分で行くところと(チームメイトを)使うところのメリハリがもう少しできれば、得点は生まれたと思います。武蔵が決めたことで、翔哉を成長させるためにはいい薬になる」とさらなる成長に期待を寄せた。

 リオ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)まで、1か月半となった。「ゴール、アシストを含めてもっと良いパフォーマンスを出せるように日々鍛えて成長して、この代表に戻ってきたい」。手倉森ジャパン発足当初から攻撃の軸となってきた男は、上だけを見て歩みを進める。

(取材・文 折戸岳彦)


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