「メイダイ」と聞いて、あなたは「明治大学」と「名古屋大学」、どちらの学校を思い出すだろうか。Jタウン研究所では、その2校をテーマにして、都道府県別のアンケート調査を行った(総投票数1020票、2015年10月2日〜11月24日)。はたしてその実態は......。

東京は意外な結果に

全国を集計したところ、「明大」は47.9%、「名大」が52.1%。ほぼ拮抗しているが、わずかながら名古屋大学に軍配が上がった。全国分布をみると、東北・関東・九州は「明大」、中部・関西は「名大」が優勢。中国・四国は、両者が拮抗している。


それでは、都道府県別に見てみよう。名古屋大学のおひざ元、愛知県(120票)は「名大」が83.3%、「明大」が16.7%。やはり名古屋大学の圧勝だ。周辺の三重県(得票率85.7%)、静岡県(72.2%)などを巻き込んで、「名大圏」を形成している。


驚きの結果が出たのが、明治大学の本部がある東京都(456票)。「明大」優勢かと思いきや、「名大」とピッタリ同数(それぞれ228票)にわかれた。ただし、東京以外の関東地方(6県)をまとめてみると、「明大」が71.4%と圧倒的な支持を得た。


東北や九州のように、大都市以外の地域では「明大」が強い。あくまで推測にすぎないが、名古屋大学より先に、現在の東北大学、九州大学といった「旧帝国大学」が存在していたことと、なにか関係があるのかもしれない。