「桃李花歌」miss A スジからリュ・スンリョンまで…5人のキャラクター映像が話題

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映画「桃李花歌」(監督:イ・ジョンピル)が朝鮮初のパンソリ (韓国の民族芸能:歌い手と太鼓の伴奏者 の二人だけで演じる、身振りを伴った一種の語り物)学校の桐里精舍を率いる5人の人物を描いたキャラクター映像を公開した。

最近公開された「桃李花歌」のキャラクター映像は朝鮮初のパンソリ学校、桐里精舍を率いる5人のキャラクターを通じてその時代のタブーを越え、朝鮮初の女流歌い手が誕生するまでのドラマチックな話への関心を高めた。

女性はパンソリが出来なかった時代、タブーを破って初めて女性を弟子に受け入れたパンソリの大家シン・ジェヒョ(リュ・スンリョン)がチン・チェソン(miss A スジ)に向かって「あの子には特別なものがある」と語る姿は静かだが強いカリスマ性があり、温かい笑顔と共にこれからどんな話が展開されるか、関心を集めている。ここにシン・ジェヒョ役を演じるリュ・スンニョンの深みのある演技が加わり、喜怒哀楽が共存する魅力を通じてより一層強烈な余韻と響きを伝え、没入感を高める。

続けて「私は、一生ソリをしてから死ぬ」と言いながら歌い手の夢を育てる少女チン・チェソンは純粋でしっかりとした姿で視線を引きつける。純粋で堂々とした少女から厳しい練習を通じて真の歌い手に成長していくシーンに続き、切ない目で涙をこらえ「聴かせてあげたかったです」と言うチン・チェソンの姿は切ない余韻を残す。

ここに朝鮮末期のパンソリ名唱で桐里精舍の先生キム・セジョン(ソン・セビョク)が太鼓を叩いてチュイムセ(合いの手)を入れるユーモラスな姿で期待を集める中、桐里精舍の歌い手のチルソン(イ・ドンフィ)とヨンボク(アン・ジェホン)がたくさんの門下生が離れた後からも揺るがず桐里精舍に残り、ソリを学んだり、落城宴開催の便りに喜ぶ姿からそれぞれ俳優の阿吽の呼吸が見られ、彼らの活躍が楽しみになる。

特にリュ・スンリョンとスジをはじめ、ソン・セビョク、イ・ドンフィ、アン・ジェホンなど、実力派俳優たちはしっかりした演技力と強い存在感、派手なアンサンブルで高いシンクロ率を見せる。それだけでなく、約1年に近い長い練習時間を経て完成した最高レベルのパンソリと太鼓演奏の実力などで表現された実存の人物のキャラクターは完璧な没入感を与え、俳優たちの演技への期待をより一層高める。

このように桐里精舍を引っ張っていくシン・ジェヒョ、チン・チェソン、キム・セジョン、チルソン、ヨンボクまで、様々な人物の姿と俳優の強烈な演技が相乗効果を発揮し、視線を引きつける「桃李花歌」は今秋、最も韓国的な旋律と美しい映像で特別な面白さを与え、観客の心を掴むと見られる。

「桃李花歌」は1867年、女性はパンソリが出来なかった時代に、運命に逆らってパンソリの夢を育んだ朝鮮初の女性歌い手チン・チェソン(スジ)と彼女を育てた師匠シン・ジェヒョ(リュ・スンリョン)の隠された物語を描いた映画だ。韓国で25日に公開された。