手倉森ジャパンの立ち上げ当初からコンスタントに招集される常連メンバーの一人だ。今季、期限付き移籍先の千葉から柏レイソルに復帰したDF山中亮輔。クラブでは出場機会になかなか恵まれずに「苦しいシーズン」を送ったが、「代表の合宿は大事になってくると思うし、ここでしっかりアピールをしたい」と自らをアピールできる貴重な場で存在価値を示そうとしている。

 立ち上げ当初からのメンバーだからこそ、悔しい思いもしてきた。14年1月のAFC U-22選手権ではイラク(●0-1)に、そして15年9月のアジア大会では韓国(●0-1)に敗れて、ベスト8の壁を突破することができなかった。「すごい悔しい思いばかりしてきたので、今回(リオ五輪アジア最終予選)こそはという思いがあるし、立ち上げから呼んでもらっているので責任感もあります」。

 来年1月に開催されるリオ五輪アジア最終予選では、リオ五輪本大会行きの切符を手にできる3位以内が第一の目標だ。つまり、これまで手倉森ジャパンが突破できなかったベスト8の壁を超える必要がでてくる。鬼門突破のためには、「一つのミスが命取りになるので集中力を切らさずに戦うことが必要ですし、短期決戦になるので良い雰囲気をチームで作っていきたい」。そう語ったように、2度の敗戦を決して無駄にはしていない。

 しかし、常連メンバーであろうとも、アジア最終予選のメンバー入りが確定しているわけではない。リベンジの機会をつかむためにも、そしてリオ五輪出場に貢献するためにも、合宿最終日の26日に行われる湘南との練習試合でのアピールは不可欠だ。「メンバーに生き残れるようにしっかりアピールしたいし、自分の良さ、攻撃的な部分を出していきたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)


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