今回招集された中で唯一の初招集となった。神奈川大から今季ヴァンフォーレ甲府に加入したFW伊東純也は、明日行われる湘南との練習試合に向けて静かに闘志を燃やしている。

 所属する甲府では、ルーキーイヤーながらも第1ステージ第2節名古屋戦で早々とデビューを飾ると、その後もコンスタントに出場機会をつかみ、第1Sは16試合3得点、第2Sは14試合1得点と結果を残した。

 4得点という数字には「不満ですね。もっと、2ケタぐらい取れるチャンスはあったと思います」と納得のいかない表情も見せつつも、「J1のスピード感は大学とは違うので、最初は多少戸惑いましたが、すぐに慣れました」とJ1の舞台で成長できたことを実感している。

 だからこそ、リオ五輪出場を狙うU-22日本代表は「入れる年代なのでチャンスがあれば、とは思っていました」と意識していた。そして、最終予選まで残り2か月を切った状況で行われる今回の神奈川合宿に初招集。「評価されてうれしいというのはありますし、最初で最後くらいの気持ちでやっています」と背水の陣で今回の合宿に臨んでいる。

 フォーメーション練習では左サイドハーフの位置に入り、鋭い動きを披露。手倉森ジャパン初合流も「違和感なく入れました。今日のゲーム形式の練習でもうまく受けられる場面がありましたし、動き出しも見てもらえていると思います」と連係面にも手応えを感じている。

 明日には湘南との練習試合が行われる。「結果。得点。アシスト。自分の特長を出したいと考えています。五輪には出たいし、まずはメンバーに入ることが大事。しっかりアピールしたい」。自慢の“スピード”と“ドリブル”を武器に猛アピールを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)


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