ゆっくり食べることで食べすぎを防ぐことができるのはよく知られた事実ですが、研究によると心地よい感覚的体験も得られるそうです。

舌というものは少し不器用なところがあります。舌は5つの基本的な味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)を感じるのには長けていますが、今年10月に発表された研究によると、より複雑な風味を感じるには、単に匂いを嗅ぐという以上の意味で、鼻の助けが必要だそうです。

米国科学アカデミー紀要に発表された研究論文を読むには、下をクリックしてください。結論はこうです:鼻から息を吸うと、空気の流れが口と喉の間に空気の壁を作り、揮発性物質が肺に入るのを防ぎます。そして息を吐き出す際、空気が口の後ろから鼻へ、揮発性物質を運ぶので、その風味を感じることができるのです。がつがつ食べると、この流れが乱されてしまうので、すばらしい風味をもたらしてくれる揮発性物質をしっかりと感じることができなくなります。ビッグマックを食べる際に必要かどうかは疑問ですが、複雑な風味が豊富な美食を堪能したいのであれば、ゆっくりと、呼吸しながら、そして味わって食べてください。


Claire Lower(原文/訳:コニャック)
Photo by Shutterstock