決意の移籍から1年。男は確かな成長を遂げた。今季、京都からカマタマーレ讃岐に期限付き移籍を果たしたDF高橋祐治は、開幕スタメンを飾るとレギュラーとしてシーズンを過ごし、32試合に出場。そして、昨年3月以来となる手倉森ジャパン復帰を果たした。

「本当に久し振りなのでアピールしないといけませんし、戦術も理解しないといけないと思う。短期間でどうアピールするかを考え、冷静に取り組みたいと思います」

 今季加入した讃岐ではCBとSBとしてプレー。本人は「本職はCBで、本音を言えばCBで勝負したいですね」と笑って答えつつも、「今年は讃岐でSBを経験させてもらいました。プレーにも余裕を持てるようになりましたし、両方でプレーできるのはプラスになると思います」と新たな経験をプラスに捉えている。

 また、1年を通して試合に絡んだことも初めての体験となった。「1週間を公式戦に向けて準備するということを経験できたのは大きい。サッカー選手として試合に出ていないとダメだと感じられたし、それを経験できて良かった」。讃岐への移籍を決断して1年、レギュラーとして、そしてSBでのプレーを経験することで、高橋は自身の成長を感じているようだ。

 そして、U-22代表候補選出。これには本人も「本当に良かった」と素直に喜びを表した。そして、自分のことのようにチームメイト、ファン・サポーターが喜んでくれたことを明かした。「讃岐のチームメイトもサポーターもすごいビックリしてくれましたし、皆が喜んでくれました。これは頑張らなアカンなと思いました」。自分を成長させてくれたクラブ、ファン・サポーターのためにも少ない活動期間でのアピールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)


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