Doctors Me(ドクターズミー)- 蕁麻疹(じんましん)になるとどんな症状が出る?

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蕁麻疹(じんましん)はとてもよくみる病気ですが、たかが蕁麻疹と侮ってはいけません。まれではありますが、命にかかわる重症のアレルギー反応につながることもあります。
今回は蕁麻疹が起きるときに身体の中ではいったい何が起きているのかを説明してから、その症状や合併症について医師に解説していただきました。

蕁麻疹のメカニズムとは?

皮膚の中には蕁麻疹のもととなるヒスタミンという物質を含んだ顆粒をたくさん含んだ細胞である肥満細胞(マスト細胞、顆粒細胞とも呼ばれます)があります。
そしてその表面にはIgEというタイプの免疫グロブリン(異物センサー)がついており、異物がこのIgEとちょうど鍵と鍵穴のようにぴったり一致することで、スイッチが入り肥満細胞の中からヒスタミンがたくさん放出されます。
また、アレルギー反応でなくても運動・温度変化など様々な刺激によりヒスタミンが放出されることがあります。
少し古くなったサバにはたくさんのヒスタミンが含まれているため、これを食べることでも蕁麻疹がおこります。
ひとたびヒスタミンが放出されると、それにより血管壁の細胞同士の隙間が広くなり、そこから血液の液体成分(血漿)が皮膚の深い部分(真皮)に漏れ出します。その圧力で、急に皮膚が膨らむとともに強いかゆみが生じます。

こんな症状があったら救急車を!

急に起こる皮膚の腫れで、大きく境界がはっきりとしていることが特徴です。
強いかゆみを伴うことがほとんどですが、血管性浮腫というタイプではかゆみがないことも多くみられます。かくと、かいたところが赤くはれるのが特徴的です。
アレルギー反応がひどくなると、以下のような全身症状を伴う場合があります。
・肝機能異常
・血液が漏れすぎて低血圧になる
・気道がむくんで呼吸困難となる
特に、蕁麻疹に加えてふらつきや息苦しさを感じた場合には重症のアレルギー反応の症状の可能性がありますので、すぐに救急車を呼んでください。

【医師からのアドバイス】

蕁麻疹はひどくなると、血圧が下がったり、気道までむくむことで呼吸ができず命にかかわることもあり得ます。
たかが蕁麻疹と思わず、範囲が複数個所に広がり、悪化傾向にあるようでしたら、早めに医療機関を受診しましょう。
(監修:Doctors Me 医師)