ニュース速報を想定した映像の音声にサウンドコードを重畳させておき、専用アプリをインストールしたスマートフォンで受信中の様子。数秒でサウンドコードの受信が完了し、スマートフォンの画面に災害情報の詳細が表示された(撮影:防犯システム取材班)

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 幕張メッセで開催されていた放送・映像業界向けの技術・製品展示会「Inter BEE 2015」のNECブースに出展していたフィールドシステムは、同社の音波通信技術「soundcode」(サウンドコード)のデモ展示を行っていた。

 「サウンドコード」は、さまざまな文字情報を人間の耳には聞こえない音に変換して、送信することができる技術。例えばラジオやテレビの放送などで、防災関連のニュース速報を流す際により詳細な文字情報を入れたサウンドコードをその音声に重畳させることで、専用アプリをインストールしているスマートフォンのマイクが音を拾うと、画面に詳細な防災情報が表示されるのだ。

 ニュース速報のテロップなどは、表示できる文字数が極めて少ないため、なかなか詳細な情報を送ることが難しかったが、サウンドコードなら、テロップでは補いきれない文字情報を追加で送れる。

 また、ニュース速報を何らかの理由で見逃したり、聞き逃したりした時でも、サウンドコードが受信できていれば、ログが残るので後からスマートフォンで内容を確認することもできる。

 ほかにも自治体の防災行政無線などでこの技術を利用すれば、これまでは不明瞭で聞き取りにくかった防災行政無線の内容もサウンドコード経由で文字情報として内容を把握することが可能。

 災害時には、インターネット回線が繋がらなくなることも想定されるが、サウンドコードなら音だけで文字情報の伝達が行えるので、より確実性の高い災害情報の伝達が行えるのだ。

 もちろん災害活用だけでなく、テレビ放送であれば旅番組などで訪れた場所や店舗の詳細情報や、テレビ通販などで紹介した製品の補足情報をサウンドコードに載せることで、新たなビジネスチャンスも想定できる技術といえる。

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