動画:5階建てアナログレコードタワーで演奏するピタゴラ風テクノミュージックマシン

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テクノ系 DJ グレアム・ダニングが、加工したアナログレコードを5段重ねにした「メカニカルテクノマシン」を製作しました。アナログレコードの音を使うだけでなく、その回転を利用してオルゴールのようにテクノミュージックを生み出すさまは、まるでピタゴラ装置の趣きです。

【ギャラリー】Mechanical Techno Machine (6枚)

最近は DJ 機器のデジタル化が進み、アナログレコードをまったく使わない DJ も数多くいます。しかし、グレアム・ダニングは全く違う方法でアナログレコードをフル活用しています。

メカニカルテクノマシンの構成方法を説明すると、まずはレコードの3/4ほどをシートで覆ったものを用意し、それを再生することでサンプリングサウンド代わりにします。次に先ほどと同じようにレコードの表面をシートで覆い、レコードの音が再生される部分で、接続したシンセサイザーの音を出力するパートを作ります。この2枚のレコードをターンテーブルの上に重ねて設置します。

続いて3段目はレコード表面に貼り付けた銅箔部分が2本の電極を通電し、アナログシンセサイザー(学研SX-150 MarkII)を発声させます。

4段目はレコードに切込みを入れてジャンプ台のように盤面を歪ませ、スピーカーを利用したバスドラムとカウベルが鳴るようにセット。最後の5段目はレコードに打った鋲にピエゾ素子が接触して鳴るドラムおよびハイハット風の音を追加しました。

できあがったループは下の動画で確認できます。



動画では途中でパーカッションを受け持つ部品をを出し入れしてでリズムに変化をつけたり、発声用シンセサイザーの各種パラメーターをいじることでサウンドに変化をつけています。

物理的な動きから生み出されるサウンドは、リズムの整合性もまったく不完全です。しかし普通の機器で構成し完璧にシンクロしたループサウンドに比べると、かえって生生しい音にも聞こえてくるのが不思議なところです。

下はプロトタイプのメカニカルテクノマシンにシンセサイザーなどを組み合わせての演奏。