日本を訪れる中国人旅行客にとって人気の製品としては、電気炊飯器のほか温水洗浄便座がある。中国では大手メディアもこぞって「中国人旅行客が日本で温水洗浄便座を買い求めている」と報じたが、一方で「中国製の洗浄便座と日本メーカーの洗浄便座は性能的に大差はない」といった報道も見られた。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本を訪れる中国人旅行客にとって人気の製品としては、電気炊飯器のほか温水洗浄便座がある。中国では大手メディアもこぞって「中国人旅行客が日本で温水洗浄便座を買い求めている」と報じたが、一方で「中国製の洗浄便座と日本メーカーの洗浄便座は性能的に大差はない」といった報道も見られた。

 中国国内では中国人旅行客が日本でわざわざ洗浄便座を購入することの是非について論争が起きたわけだが、中国メディアの網易は19日、第三者の視点で論争を傍観してという中国人男性が「日本の洗浄便座が何やらずいぶん騒がれていた」と思いつつも訪日し、実際に「日本の洗浄便座はすごかった」と実感したという手記を掲載した。

 記事は、中国人男性は「日本の洗浄便座を見て驚いた」と伝え、日本の洗浄便座は高度に知能化が進み、小さな便座でありながらも洗浄、除菌といった機能を備えていたことに驚いたと紹介。

 さらに、もっとも驚いた点は「さまざまなサイズの便座で使用できるよう設計されていたこと」だとし、たかが便座だと思っていたものが1つの製品として高度に完成していたことに驚愕したと報じた。

 また、洗浄便座が1つの製品として完成していた背景には、「日本人の細部にまでこだわり、妥協しない姿勢がある」と高く評価。また、日本は極致を追求し、完ぺきさを求める国であることは周知のとおりであるとし、中国人旅行客が日本で洗浄便座を買い求めていた背景には「日本人の細部にまで手を抜かないサービス精神だったのだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)