1年以上かかった3勝目をかみ締める宮里優作!(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 最終日◇22日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 見事に後輩たちの“壁”となった。国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の最終日、首位から出た宮里優作が4バーディ・2ボギーの“69”でラウンド。スコアを2つ伸ばしトータル14アンダーで逃げ切り、14年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」以来となるツアー通算3勝目を挙げた。
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 出だしの1番で「気合が入りすぎて」3パットのボギー、4番でもスコアを落とす苦しい立ち上がりとなってしまった宮里。昨日の夜荷造りの際に左手親指を切ってしまいバンドエイドをつけてのプレーに、「フィーリングが悪くなってしまって」と序盤はティショットに苦しんだ。その後7番パー5で1つ取り返して前半を折り返す。
 前半では苦しい展開だったが後半に入ると出だし10番でバーディが先行。12番では3メートルのパーパットを入れてピンチを凌ぎ、続く13番で左の林から3メートルに寄せてバーディ、さらに16番でも伸ばした。17番パー3では4メートルのパーパットを残すがこれも入れてセーブ。チャンスはしっかり決めて、ピンチは粘りのプレーで凌ぎ、東北福祉大の後輩、藤本佳則と松山英樹の追撃を振り切った。
 昨日は後輩たちの「壁になる」と宣言。その通り勢いのある二人をしっかり跳ね返し、「本当によかったですよ。あっさり乗越えられなくて(笑)粘って勝ててよかった」。先輩としての面子を保ち笑顔が弾けた。
 この3勝は今までの勝利よりも精神的に落ち着いていたという。宮里の考える“強い選手”とは「ブレない心を持って、相手が伸ばしていても自分のゴルフを貫ける」プレーヤーのこと。「自分はまだまだ」と謙遜していたが、着実に自分の理想像に近づいているようだ。
 この勝利で賞金ランクは池田勇太を抜き2位に浮上した宮里。首位のキム・キョンテとは約6,400万円の差がついており、逆転はかなり困難な状況だが「ないわけではないので。来週再来週は万全の体調でいきたいですね」。これまでと最も違うことは「またすぐ勝ちたい気持ちが強いんです。この自然と沸いてきた気持ちを大事にしたい」。2勝目から3勝目は1年以上かかったが4勝目は時間をかけずに挙げるつもりだ。
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