今平周吾、特訓の成果が出た!“先生”の前でナイスラウンド

昨季、2部ツアーのチャレンジトーナメントの賞金王となり今季の出場権を掴んだ今平周吾。「ミズノオープン」で5位、「セガサミーカップ」で2位に入り来季のシード権を確定させた新鋭が久しぶりに上位に顔を見せた。
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「今日はショットは良くなかったけど、パットが良く入ってくれた」と好調なパッティングでこの日“66”をマーク。スコアを5つ伸ばしトータル8アンダー首位と4打差の4位タイに浮上した。
パットが良くなったのは先週の会場で名手・谷口徹から2時間にも渡るレッスンを受けたから。「少しヘッドが下から入る」癖がある今平だが、ボールの1センチ後ろにティ5ミリほど頭を出した状態で刺し、上から打つ練習を繰り返し、ストロークを矯正。「引っかけがなくなってラインに乗るようになったり、ゆるまなくなりました」とこの練習法のおかげでストロークが安定するようになったという。
この日はその谷口と同組でラウンド。“先生”の前でいいパッティングを見せ「“えらい入るな。レッスン料払ってもらわんと”と何度も言われました(笑)」。
今平はこの大会に今年が初出場。悪天候でラウンドも1回しかできなかったが、「知らないからいいということもあると思います」と考えすぎずにプレーできているのが、結果に結びついている。世界から実力者が集まるこの大会で初優勝を挙げた選手は日本人ではおらず、初出場で優勝した日本勢もこれまで皆無。明日、4打差をひっくり返せば歴史に名を刻むことができる。明日もパットが入り続ければ、優勝は射程圏内。優勝したら、“先生”には何か大きなプレゼントを用意したほうがいいだろう。
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