<資料>
 12月FOMCで利上げが行われるとの見方が強まっている。これはこれまでも何度か書いてきたように、中国ショック一段落の影響が大きいと個人的には思う。

 9月FOMCで利上げが見送られた後は、「年内の利上げは難しく、早くても来年3月の利上げではないか」との見方が増えていた。ところが、10月末のFOMCでは年内利上げの可能性が確認され、そして11月に入ってからは12月利上げとの見方が急増してきた。

 この心理変化をうまく説明できるのは、中国株だろう。9月FOMCが行われた当時、上海株はなお底値圏で推移していた。まだ中国ショックが続いている可能性があったわけだ。ところが、10月末FOMCでは上海株も底値からかなり反発していた。要するに、中国ショックへの懸念はかなり後退していたわけだ<資料参照>。

⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=68754

 では、米経済指標はどうか。10月末のFOMC前に発表された9月NFP(米国・非農業部門雇用者数)はネガティブ・サプライズだった。ポジティブ・サプライズになった10月NFPは、10月末FOMCの後に発表されたのに、なぜ10月末FOMCは「年内利上げ」の可能性を強調したのか。これまで見てきたことからすると、FOMCの心理変化は、NFPより上海株が説明しやすいのではないか。

 さて、その上海株は再三指摘してきたように、1929年からの大恐慌のNYダウ暴落の値動きに最近は一段と似ている。この似た動きがこの先も続くなら、株価の反発局面はそろそろ終わりに近い。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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