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理化学研究所(理研)と東京工業大学、アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリン、九州大学、富士通による国際共同研究グループは11月18日、ビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関するスーパーコンピュータ(スパコン)の国際的な性能ランキングであるGraph 500で、理研と富士通が共同で開発を行ったスパコン「京」による解析結果で1位を獲得したと発表した。同成果は東京工業大学の上野晃司氏らによるもの。

Graph 500はインターネットのソーシャルサービスで「誰と誰がつながっているか」など、関連性のある大量のデータを解析するときに用いられるグラフ解析の性能を競うスパコンランキング。規則的な行列演算である連立1次方程式を解く計算速度(LINPACK)と比べて、より複雑な計算を行う速度が評価の対象となる。

今回測定に使われたのは、「京」が持つ8万8128台のノードの内の8万2944台で、約1兆個の頂点を持ち16兆個の枝からなるプログラムスケールの大規模グラフに対する幅優先探索問題を0.45秒で解くことに成功した。ベンチマークのスコアは3万8621GTEPSを記録した。なお、「京」は2015年7月のGraph 500でも同スコアで1位を獲得しており、研究グループはGraph 500で1位を獲得したことは「京」がビッグデータ解析に関する高い能力を有することを実証するものだとする。