【研究結果】ダンスは、人間に幸福感をもたらす(スタンフォード大)

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人前で踊ることにはちょっと抵抗がある…なんて人に、是非とも知ってもらいたい情報が。恥ずかしさや臆病心にどこかに踏ん切りをつけることができれば、ダンスはただ楽しいだけじゃなく、健康を手にれ、さらには痛みまで和らげてくれるそう。これ、最新の研究で証明された事実なんだとか。

みんなで踊るだけで健康になる!

Diverse Young Happy People Dancing at Sunset

日常生活におけるダンスの効能を証明するこの研究。「Royal Society」によると、オックスフォード大学の心理学者Bronwyn Tarr博士率いる、実験心理学者とプロダンサーらの合同チームが、264人のブラジル人学生を2つのグループに分けて調査を開始しました。

1つめのグループには、全身を使うダイナミックな動きを教えていきました。もう片方のグループは、手の動きだけで表現するダンス(フィンガーダンスなど)を中心にレクチャー。

その後、習得したダンスをまずは個人で、次にチーム全体で披露しました。すると、友人たちと踊ったときにのみ、健康状態の値を示すマーカーが上昇していることが判明。さらに、全身で踊るグループは、多幸感をもたらす脳内麻薬「エンドルフィン」を多量に分泌していることが明らかになったのです。

グルーヴを得られれば
心も体も健康に近づく

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ならば、ダンスはダイナミックさが肝心なのか?Tarr博士の答えは「NO」。驚くべきは、たとえそれが指先だけの表現であっても誰かと同じ動き(集団行動)をする、リズムに合わせてグルーヴした時、同様の効果が期待できるといいます。

彼女の心理学的考察を受けて「The Guardian」は、この「エンドルフィン」こそがストレスを和らげ、精神的にも健康をもたらす産物であり、社会的連帯感を高める要因だと結論づけています。

この「エンドルフィン」の分泌により、心地よい陶酔感が得られ、嫌なことを忘れるばかりか、疼痛緩和の効果もあるようです。さらには免疫力が高まることも確認されたとか。

「私たちは成長するにつれて、いつしか感情にリミットを設けてしまいます。きっと、社会的背景が影響しているのでしょう。職業でない限り、自分をダンサーやパフォーマーだなんて思う機会も少ないはず。だけどダンスは想像力の源。どこかで一線を越える必要があると思うんです」

Tarr博士のコメントを紹介する「Mic.com」。流れる音楽のビートに合わせてみんなで踊る。太古より人々の祝祭の場にはいつも歌があり、踊りがあります。他人を魅了するようなダンスでなくたってOK。音楽に乗って自然と体が動くことでも十分なんです。

羞恥心の向こう側にある大きな精神的効果の存在を、科学が示唆しています。勇気を出してフロアに降りてみる。まずはそこから!

 Reference:SHAPE , Royal Society , The Guardian , Mic.com