18日、韓国・東亜日報によると、村上春樹の新作エッセイ「職業としての小説家」韓国語版の著作権争奪に韓国国内の出版社が激しい競争を繰り広げた。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は村上氏の著書の中国語版。

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2015年11月18日、韓国・東亜日報によると、村上春樹の新作エッセイ「職業としての小説家」韓国語版の版権争奪に韓国国内の出版社が激しい競争を繰り広げた。

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これまで村上氏の本を出版してきた文学村、信頼社、キムヨン社など大手出版社を退け、今まで一度も村上作品を手掛けたことがない現代文学が韓国語版の版権を獲得した。特に出版前に支払う「先印税」が5億ウォン(約5300万円)に達し、驚きを持って伝えられている。

現在、韓国内では、一般単行本の場合、海外著書が占める割合が60%に達している。編集文化研究所のジャン・ウンス代表は「国内の出版社が20年以上、国内著者発掘に投資することなく、海外の有名作品の輸入にきゅうきゅうとしていた結果だ」と指摘している。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「90年代に、国内配給会社が競ってハリウッド映画を高く買っていた頃を思い出す」
「良い作家にお金を使うのは良いが、お金を使うべき韓国の作家がいないことが大きな問題」

「外国の作家を実力以上にもてはやすからだ」
「韓国の作家のレベルがまだ世界に届いていないということか」

「韓国の小説が売れないのは、文壇の責任が大きい。自分たちの組織の中だけで活動していて、知識人と大衆との考えが乖離(かいり)してしまった」
「村上春樹の小説も不買運動が展開されるかと思いきや、親日を批判し日本を批判している人たちも不思議に口を閉ざしている。それだけ彼の作品が素晴らしいということか」

「村上春樹の作品に魅力があることは確かだ。穏やかな感情表現、自然と人間の関係の表現方法などが素晴らしい」
「村上春樹の『ノルウェイの森』を兵役時代に読んで大きな感銘を受けた。みんなが眠りについた後、この本をトイレに持って行って読んでいたことを思い出す。この本のおかげで、軍隊生活が孤独ではなかった」(翻訳・編集/三田)