キミは羊の刺身を食べたことがあるか? ゴビ砂漠出身の店主が催す「羊1頭解体ショー」に参加したら、すっかりモンゴル料理の虜になった

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氷点下を記録するほど厳しいモンゴルの冬。そんな過酷な環境で「身体を温めてくれる」と現地の人々に重宝される食材が羊肉だそう。夏から秋にかけ、栄養たっぷりの牧草を食べて育った羊は脂肪を多く蓄え、モンゴルの冬を乗り越えるのに欠かせません。

東京・赤坂のモンゴル料理「スーホダイニングバー」。ゴビ砂漠出身のご主人が作る羊肉を使った本格的なモンゴル料理を堪能できると評判の店です。

そんな同店で、月2〜3回の頻度で開催される<羊1頭解体ショー>は、客の目の前でマトンをさばく大迫力のイベント。ショーのあとは、マトンを使った多彩なコース料理が楽しめるそう。毎回30人以上の参加者を集める人気のショーで、モンゴル料理の世界をちょっぴりのぞいてみました!

【1】マトンはくさい? 否!

同店では「人間より羊が多い」でおなじみのニュージーランド産やオーストラリア産のマトンを使用。生後2〜7年以内のマトンは、その独特のくさみや味から、生後12ヶ月未満のラムに比べて敬遠されがちですが、近年は厳しい鮮度管理のもと輸入されるため、以前よりもはるかに食べやすいのだそう。

コースのラインアップは、スパイスを効かせて焼き上げた「羊肉のクミン焼き」や生姜焼きに近い「羊肉のピリ辛炒め」、日本人にはなじみの薄い「羊肉の刺身」、羊肉を骨付きのままじっくりと煮込んだモンゴルの伝統料理「チャンサンマハ(羊肉の塩茹で)」など、まさに羊尽くし。

サラダやチーズナン、羊エキスたっぷりのスープを使ったうどんを含めて、7種類のモンゴル料理を堪能することができます。

【2】スーホダイニングバーだから食べられる「羊肉の刺身」、その味は?

「狼は羊を襲うと、最初にお尻から食べるの。そこが一番おいしいから」と流暢な日本語で説明しつつ、羊肉の尻から太ももにかけてさばいていく、お店のご主人・スーホさん。

刺身として可食できるのは全体の1割ほどだそう。切り出された鮮紅色の肉塊は、脂身も少なく、見ためはまるで馬肉の赤身のよう。贅沢に厚く切られた身をわさび醤油につけて食べます。

馬肉と同じく半解凍で食べる羊肉の刺身は、歯を押し返すようなむちっと食感。噛むごとに膨らむ旨みは、意外なことに肉よりもマグロのそれに似ており、何個でも食べられてしまうほど親しみやすい味です。

参加者の中には「目隠しされていたらマグロと間違えそう」と口にする方も。一方、常温に戻した肉は旨みに男らしさがプラスされ、半解凍とはまた異なる表情を見せます。

モンゴル出身のチャーミングなご主人が生み出す、絶品羊肉料理の数々。あなたもモンゴルの魅力を心ゆくまで堪能あれ。

参加費はビールやワインなど飲み放題つき(3時間)で男性5500円、女性5000円(税込)。解体ショーの告知は、同店公式サイトをご覧ください。

【スーホダイニングバー】詳細
・住所 東京都港区赤坂2-13-8 赤坂ロイヤルプラザ201
・電話番号 03-6277-7465
・営業時間 日替わりランチ 平日11:30〜14:00/夜18:00〜翌1:00
・定休日 不定休
・公式サイト モンゴル料理 『スーホ ダイニングバー 』

撮影・執筆=井上こん(c)Pouch

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